参院選 開票結果速やかに公表を 県報道責任者会が県選管に要望書

坪井事務局長(手前)に要望書を提出する県報道責任者会の代表者

 22日公示、7月10日投票が見込まれる参院選を前に、山陽新聞社など岡山県内の報道機関17社でつくる県報道責任者会は7日、県選管に対し、開票結果の速やかな公表を求める要望書を提出した。

 要望書は都道府県ごとの選挙区と違い、全国単位で行われる上に候補者が多い比例代表で特に開票作業が長時間になりやすいと指摘。各市区町村選管に迅速な作業を指導し、トラブル防止も徹底するよう求めた。

 責任者会の代表者3人が県庁を訪れ、県選管の坪井俊隆事務局長に要望書を手渡した。坪井事務局長は「開票事務は一つの遅れが全体に影響する。説明会などを通じて市区町村選管に丁寧に周知する」と述べた。

 県選管によると、2019年の前回参院選で岡山選挙区の得票が確定したのは投票日翌日の午前1時15分、県内の比例代表は同3時55分だった。

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