◆横浜DeNA2-0日本ハム
ノーヒットノーランを続ける今永を、ベンチの仲間を、一振りで総立ちにさせた。
九回に宮崎が均衡を破る決勝の2点タイムリー。「今永が良い投球をしていて先に何とかしたかった。決めると思って打席に入った」。打のヒーローは控えめに喜んだ。
先頭佐野が右前打で突破口を切り開くと、桑原が犠打でつなぎ、蝦名は四球を選んだ。4番牧が空振り三振に仕留められ、「何とかしないといけない。そのために打順が後ろになったのかな」。この日5番に入った33歳のベテランが外角の直球をはじき返すと、打球は広い右中間を破った。
エース今永の快挙をお膳立てし、「すごい貴重な経験をさせてもらった。僕らもうれしかったし、勢いに乗らせてもらえるような試合」と宮崎。得点圏打率2割台前半と苦しんでいたハマの安打製造機にとっても、復調の一打となりそうだ。