大和の次男殺害容疑 横浜地検、7月下旬まで母親の鑑定留置延長

横浜地検

 大和市の自宅で2019年、小学1年の次男を窒息死させたとして、殺人容疑で逮捕された女(42)について、横浜地検の鑑定留置が7月下旬まで延長される方針であることが7日、捜査関係者への取材で分かった。刑事責任能力の有無を詳しく調べ、起訴の可否を判断する。鑑定留置は3月7日に始まり、今月13日までの予定だった。

 2月20日に逮捕された女は、19年8月6日午前8時45分~午後3時ごろ、自宅で同居する次男=当時(7)=の鼻と口をふさいで殺害した疑いが持たれている。県警によると、女は一貫して容疑を否認していた。

 県の児童相談所などによると、女には次男を含め4人の子どもがいたが、長男は02年11月、長女は03年9月、それぞれ乳児期に死亡。三男も17年4月に1歳5カ月で急死していた。第3子の次男は事件前、2度にわたり児相に保護されたが、事件の約9カ月前に自宅に戻っていた。

© 株式会社神奈川新聞社