20代女性2人が食中毒…焼き鳥を食べて腹痛・発熱 カンピロバクターを検出 飲食店を営業停止に

さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 埼玉県さいたま市は7日、緑区東浦和2丁目の飲食店「やきとり鳥蔵」で、カンピロバクターが原因の食中毒が発生したとして、食品衛生法に基づき、同日から3日間の営業停止処分にしたと発表した。

 市食品・医薬品安全課によると、川口市保健所から、「5月25日に飲食店を利用した4人のうち、2人の検便からカンピロバクターが検出された」と市に通報があり、調査を開始した。患者の20代女性2人は5月25日夜、焼き鳥などを食べ、同27~28日にかけて、腹痛、下痢、発熱の症状が出た。いずれも回復している。原因食材は特定できなかったが、共通の食べ物が同店の食事で、カンピロバクターが検出されたことなどから、同店の提供した食事が原因の食中毒と断定した。

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