12連敗中のエンゼルスがマドン監督解任を発表 暫定監督にはネビン

日本時間6月8日、エンゼルスはジョー・マドン監督の解任を発表した。三塁コーチのフィル・ネビンが暫定監督に任命されている。

5月15日にはア・リーグ西部地区首位に立っていたチームだが、現在チームは12連敗中で27勝29敗。数々の革新的な手腕で球界を驚かせてきた監督と、3年契約の最終年シーズン途中で別れる決断を下した。マドンは1996年と1999年にチームの暫定監督を務め、チームが唯一のワールドシリーズ制覇を果たした2002年にベンチコーチだった。監督としては通算1382勝1216敗で勝率.532だが、この3年間はいずれも負け越しで152勝172敗で終えている。

マドンは数々のユニークな手腕で球界を驚かせ、エンゼルス監督就任後は球界最高級の才能を持つマイク・トラウトや大谷翔平擁するチームを2014年以来のプレーオフに導くよう期待されたが、かなわなかった。

後任のネビンは1992年のドラフトでアストロズから全体1位で指名されてプロ入りし、3年後にメジャーデビューを果たしてから12年間で、主に三塁と一塁を守りながら外野両翼と捕手もこなした。7チームを渡り歩き、1998年にはエンゼルスでもプレーした。ドラフト全体指名1位選手としては初の監督となる。

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