岡田義徳、薄ら笑いを浮かべながら外国人労働者を突き放す 超絶ブラック社長姿 「鬼が笑う」本編映像

6月17日より劇場公開される、社会や世界における負の連鎖を描いた映画「鬼が笑う」から、スクラップ工場の社長・松本を演じる岡田義徳の登場シーンの本編映像が公開された。

公開された映像は、中国人労働者の劉(梅田誠弘)が昇給の約束を覆した松本社長を問い詰めるシーンから始まる。外国人労働者たちへのいじめがはびこるスクラップ工場で懸命に尽くし、家族のために必死で働いてきた劉。普段は誰に対しても優しく物腰の柔らかい劉が激怒するも、松本社長はまったく聞き耳を持たず、「これ以上は警察を呼びますよ」と薄ら笑いを浮かべながら突き放す。その後、不当な待遇に苦しむ従業員たちが休日出勤をして働く中、優雅にゴルフを満喫しようと高級車に乗り込もうとする松本だったが、高級車には身に覚えのない深い傷がついているのだった。

岡田は、今年新作が公開された「THE3 名様」シリーズで見せたコミカルな役柄とは異なる、絵にかいたような超絶ブラック社長ぶりを見せている。

「鬼が笑う」は、現代日本の犯罪加害者の更生の難しさ、人口減少と労働力不足に悩む現代社会の外国人労働者をとりまく諸問題、貧困、家庭内暴力、差別、偏見といった、社会や世界から消えることのない負の連鎖と真正面から向き合った作品。DVから母と妹を護るために父親を殺してしまい、更生保護施設に暮らす石川一馬は、職場のスクラップ工場で同僚の外国人労働者たちに対する陰湿ないじめに巻き込まれる。おごった経営者たちに敢然と立ち向かった中国人労働者・劉の姿を目の当たりにした一馬は、その姿に忘れていた怒りと未来への希望を再び胸に宿す。

【作品情報】
鬼が笑う
2022年6月17日(金)よりテアトル新宿ほか 全国順次ロードショー
配給:ラビットハウス / ALPHA Entertainment / MINO Bros.
©2021 ALPHA Entertainment LLP 「鬼が笑う」

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