北中城村が地域通貨 電子商品券、消費喚起へ発売 消費額の5~10%をキャッシュバック

 【北中城】沖縄県北中城村は1日、電子商品券「地域通貨まーい」の販売を始めた。スマートフォンのアプリ型とカード型の2種類ある。村内の約80店舗で利用でき、店舗によって消費額の5~10%をキャッシュバックする。コロナ禍で停滞した村内の消費を下支えする目的。村観光協会(島田勝也会長)が運営する。

 販売は2020年度以来3回目。地域通貨のチャージ(入金)は、イオンモール沖縄ライカム内の村観光協会に加え、今回から全国のセブン銀行ATMでも可能になった。チャージ単位は千円。千円ごとに10円(1%)を上乗せする。

 1日に村観光協会前で開始セレモニーがあり、比嘉孝則村長が「コロナで疲弊した中小企業や村内事業者の皆さんを元気にしたい」と話した。

 カード型は発行手数料100円。アプリはAndroid、iOSともに無料。村観光協会の井上恵美さんは「アプリの方がよりお得に利用できる」と紹介した。利用可能店舗は「地域通貨まーい」のホームページで確認できる。

 (島袋良太)

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