スノーピーク初の温泉併設!直営キャンプ場「ヘッドクォーター」を詳しくレビュー

スノーピーク直営キャンプ場の中でも、スノーピークファンの聖地とも言えるヘッドクォーター キャンプフィールド。本社を構えるスノーピーク発祥の地に広大なフリーサイトがあり、2022年4月にはスノーピーク初となる温泉施設がすぐ隣にオープン!そんなスノーピーク直営キャンプ場・ヘッドクォーターの魅力を詳しく解説します。

スノーピーク ヘッドクォーターとは

筆者撮影:スノーピークの本社はかっこいい!

スノーピークには全国に直営のキャンプ場があります。その中でも「ヘッドクォーター キャンプフィールド」は、その名の通りスノーピークの本社を構え約5万坪という広大なキャンプサイトを誇るスノーピークの聖地です。

筆者撮影:広すぎてGWでもこのゆったり感

スノーピークファンなら一度は訪れたい場所ですね!

スノーピーク ヘッドクォーター キャンプ場の特徴

筆者撮影

早速ですが、まず簡単にヘッドクォーターの特徴をまとめます!

  • スノーピーク本社がある
  • スノーピーク直営キャンプ場の中で一番広い(今後も拡張予定あり)
  • 2022年4月にスノーピーク初の「温泉施設」がOPEN
  • 広大な芝生のフリーサイトが魅力的
  • スノーピークの歴史が分かる「ミュージアムツアー」がある
  • 直営ショップがすごく大きく品揃えも豊富でアウトレット商品もある
  • そりができるグラススキー場のようなエリアがある(そりは無料レンタルあり)
  • 雪峰祭のメイン会場
  • チェックイン9時→チェックアウト12時!(テントサイト)

本当に魅力がいっぱいです。

各エリアからのアクセスは?

筆者撮影

「距離的に、なかなか行けない…」という方も多いかもしれません。

私は2022年のGWの前日、都内を早朝に出発して途中の休憩を入れても4時間弱で到着することができました。(休日前の平日だったため、渋滞に巻き込まれずにスムーズに行けました)

せっかくなので9時チェックインに間に合うように到着すれば、初日を存分に楽しめると思います。

各エリアからのアクセスは以下の通り。

Snow Peak HEADQUARTERS Campfield
スノーピーク ヘッドクォーターズ キャンプフィールド

  • 所在地:〒955-0147 新潟県三条市中野原456
  • 車で行く場合:
  • 電車で行く場合:

スノーピーク直営キャンプ場は全国に7つ

2022年現在、スノーピークが運営する直営キャンプ場は以下の7つです。

私は大分のスノーピーク直営キャンプ場「奥日田」にも行ったことがあるのですが、奥日田も景色や設備が本当に素晴らしかったです!

スノーピーク初の温泉!2022年4月OPENの最新施設をレビュー

筆者撮影

スノーピーク ヘッドクォーターの話題で今イチバン注目を集めているのは、ヘッドクォーターの目の前に2022年4月にOPENしたばかりのスノーピーク初の温泉施設「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(フィールド スィート スパ ヘッドクォーターズ)」ではないでしょうか。

フィールド スイート スパ ヘッドクォーター 概要

  • 宿泊施設:ヴィラ棟 合計3棟(100平方メートル:1棟、50平方メートル:2棟)、モバイルハウス〈住箱〉併設
  • そのほか付帯設備:レストラン、ショップ、ラウンジほか
  • 温泉泉質:弱アルカリ性単純温泉(100%自家源泉)
  • 建築面積:2,007.644平方メートル
  • 延床面積:2,133.455平方メートル(B1部分 1,360.218平方メートル、1F部分 600.343平方メートル)
  • 最大収容人数:240名
  • レストラン面積:14平方メートル(座席数:65席)
  • SPA面積:男性エリア 260平方メートル、女性エリア 300平方メートル

私はオープン直後に訪れましたが、控えめに言っても「日本トップクラスの温泉施設」だと感じました!

施設のコンセプトは、「浴・食・泊の自然を感じる複合型リゾート」ということで、温泉だけでなく、2つのレストランとホテルのような宿泊施設を構えています。

建物とファシリティの高級感が半端ない

筆者撮影

まず目を引いたのがモダンな建物。こちらは有名な建築家・隈 研吾(くま けんご)氏が手がけているそうです。

筆者撮影

よく見ると天井は「薪」のようなものを使っています!施設の入り口には、スノーピークのチェアが並んだゆったりくつろげるスペースが設けられていました。

筆者撮影

入り口を入ると、フィールド スイート スパのショップエリア。ここではフィールド スイート スパのオリジナル商品が買えます。

筆者撮影
筆者撮影
筆者撮影

温泉施設のドライヤーは「Dyson(ダイソン)」!

浴場のシャワーヘッドは「GROHE(グローエ)」!

筆者撮影
筆者撮影

温泉の中は、高級リゾートのスパさながらの超スタイリッシュな空間に驚きました。

提供:スノーピーク

とにかく、全てから高級感が漂っています!!

順番待ちや温泉ゾーン入館のシステムがスマート

温泉ゾーンは、密を避けるために入場制限をかけていますが、順番待ちシステムや入館時のシステムがスマートなんです。

まず、キャンプ利用客が日帰り入浴をする場合は、こちらの券売機でチケットを購入します。

筆者撮影:入場券はこの機械で購入。混雑時は整理券が発券されます!

混雑時には整理券が発見される仕組みなんだとか。温泉施設の混雑状況は、施設webサイトで随時確認ができるので、空いているタイミングを見計らっていくことができます。

入浴券を購入した後に、フロントで入浴券を見せてタオルセットを受け取ります。入浴料金にバスタオル+フェイスタオルのレンタルがセットになっているのも嬉しいポイント!

筆者撮影:バスタオル・フェイスタオルがセットの料金

一つ下のフロアが温泉ゾーン。

筆者撮影

ロッカーキーが非接触型のロックシステムになっています。

筆者撮影:温泉ゾーンへの入館はロッカーキーをかざす

いろんなところにICTが活用されていて、最先端の温泉施設だな〜と感じました!

サウナが素晴らしすぎる

スノーピーク3代目社長・山井梨沙さんは「サウナー」だと聞きましたが、それもあってなのかサウナ施設はすごかったです。

提供:スノーピーク

一面がガラス張りになっていて、サウナの中から素晴らしい眺望が眺められます。

ほわ〜〜〜ん♪という不思議なサウンドも流れています。最高に瞑想しやすい環境です。

また、サウナの真ん中にそびえ立つサウナストーンは、よく見るとスノーピークマークを彷彿とさせる刻印が?!細部までこだわりきっていますね!

ととのい〜ゾーンにはスノーピークのチェア

サウナで体を温めた後、水風呂に浸かり、外気浴…というのが「サウナー」のルーチンですが、俗に「ととのい〜ゾーン」と呼ばれる外気浴エリアからの眺望も素晴らしい!

スノーピークチェアがたくさん並んでいて、素晴らしい景色と鳥のさえずりに癒されながら、思う存分にととのえることができます!

入浴料がそんなに高くないのも素敵!

一流ホテルのスパにも決して引けを取らない最高級レベルの温泉なのですが、大変リーズナブルな価格設定に驚きました。

入浴料

  • 一般料金:
  • スノーピーク会員料金:

現在は「オープニング価格」とのことですが、多少値上がっても、その価値は十分にあると思います。

併設のレストランの設備&食事がパーフェクト

提供:スノーピーク

同じ建物の中に、2つのレストランがあります。

一つは¥6,490〜のコースを提供する高級レストラン「レストラン 雪峰(上記の写真)」で、そちらは今回行けなかったのですが、もう一つは温泉を利用した人が気軽にくつろげるセルフレストラン「スノーピーク イート(下記写真)」。

筆者撮影
提供:スノーピーク

いずれのレストランも、地元下田郷産やスノーピーク選りすぐり食材を使ったメニューが提供されています。

提供:スノーピーク
提供:スノーピーク

私はセルフレストランの方に滞在中2回ほど行きましたが、どれもめちゃめちゃ美味しくて、キャンプ場併設レストランの価格としてはかなりリーズナブルだと感じました。

筆者撮影
ラーメンが絶品すぎて2回食べました(笑)
子どもが頼んだカツ丼もさっくさくで薬味がのっていて絶品!

お水などはセルフになりますが全てがスノーピークのアイテムなので、「これ、私は持ってないけどすごいかっこいい〜!」とテンションも上がりました。

キャンプ滞在中に、ランチやチェックアウト後の食事をこのレストランで取るのがすごく良いかもしれません!

温泉と共に、ぜひとも訪れていただきたいスポットです。

…という感じで、本当に全てが素晴らしく、この「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(フィールド スィート スパ ヘッドクォーターズ)」に行くためだけに、ヘッドクォーターを訪れても良いですよ!

スノーピーク ヘッドクォーター キャンプサイトをレビュー

筆者撮影

スノーピーク愛好家の聖地・ヘッドクォーター キャンプフィールドをご紹介します。

芝生の超〜広大なサイト

筆者撮影

スノーピーク直営キャンプ場の中でも、こんなに広い芝生フリーサイトは他にないと思います。とにかく広大っ!

元々はゴルフ場だったということもあり起伏が多い土地なのですが、その分「どこに陣取っても良い景色が眺められる」というメリットがあります。

サイト選びのポイント

画像参照:https://www.snowpeak.co.jp/locations/hq/?_ga=2.217965974.1802580849.1654133343-667846273.1650283210

「広すぎてどこに設営しようか迷う〜!」ということになると思います。

いくつかのブログを調べたところ一番人気はEサイトということでしたが、全てのサイトを見学して思ったのは…

「どこも良い!!!何度も訪れて全部泊まってみたい!!」ということでした。

強いていうならば、初心者さんにおすすめなのは以下の2サイトです。

不動の人気・Eサイト

筆者撮影
  • スノーピーク本社の社屋が一望できて、「ヘッドクォーターだぁ〜!!!感」が得られる。
  • 一番高台にあるのでキャンプ場の全体が見渡せる
  • そりゾーン(Fサイト)、トレッキングゾーン(Fサイトの上)、ショップ・管理棟へのアクセスがまぁまぁ良い

ファミリーにはAサイト

筆者撮影
  • ショップ・管理棟(←滞在中はなんやかんやで良く行く)から絶対に迷わず自分のテントへ戻れる
  • サイト全体の見通しが抜群に良いので、Aサイト内で子どもが遊んでいても迷子になりにくい
  • 温泉施設へのアクセスが一番良い(目の前です)

水はけは悪くない!雨キャンプも◎

筆者撮影

ちなみに、私の滞在中に「1日中すっごい土砂降り」という日がありました。

降水量がすごかったので、高台のEサイトに陣取っていたにも関わらず、最盛期はテント内の芝生が雨でぐしゃっと緩くなってしまうほど。

しかし、翌日はぬかるむこともなく、水はけがとても良いキャンプ場だなと思いました。

ただし、どのサイトも場所によっては水たまりができる箇所もあるので、雨予報の際には地面の傾斜をよ〜く確認されると良いかもしれません。

炊事場はとてもキレイでお湯が出ます

筆者撮影

どのサイトにも、そんなに遠くない場所に炊事場&トイレがあります。

炊事場はとても綺麗!お湯も出ます。

筆者撮影

自由に使える生ごみ回収用の袋、灰ごみ用のゴミ袋がセッティングされているので、「キレイをキープ」しやすいんじゃないかと思いました。

筆者撮影

トイレもとても綺麗でした。冬はトイレゾーンの中は暖房が効くようになっているというハイスペック・トイレです。

筆者撮影

スマホの充電ができるコンセントが!

ヘッドクォーターは電源なしのフリーサイトがメイン。電源サイトが非常に限られています。

ポータブルバッテリーをお持ちであれば電子機器の充電ができると思いますが、すっごいありがたいことに、炊事場には自由に使ってOKとされているコンセントがあるんです。

筆者撮影

セキュリティー的に充電中のスマホを置きっぱなしにするのは怖いのですが、炊事場自体がスケルトンな建物なので、すぐそばの芝生でチェアリング&読書でもしながら充電すると良いですよ〜。

サイト内のトレッキングが気持ち良い

筆者撮影

サイト全体が広大なので、ぐる〜っと回るとすごく気持ち良いです。

筆者撮影

さらに、Fサイトの奥にちょっとした「トレッキングコース」があるので、鳥のさえずりを聞きながら早朝にここを歩くとすごく気持ち良かったです。

筆者撮影

子どもは天然のグラススキー場でそり遊び

筆者撮影

EサイトとFサイトの間に、かなりの勾配があります。それが「天然のグラススキー場」のようになっていて、そり遊びができちゃうんです。

そりは持参しても良いですし、管理棟で無料貸し出しもしています。至れりつくせりですねっ!

筆者撮影

ただし、大人でも腰がひけるような斜度のところもあるので、お子様を遊ばせる時は必ず保護者同伴でお願いします。

唯一の難点は「ブヨ」が多いこと

ヘッドクォーターは私が今まで行ったキャンプ場の中でダントツに素晴らしかったのですが、唯一の難点は「ブヨ」がめちゃめちゃ多いということ…。

私が訪れたのはGW。都内では蚊すら出ていない時期だったので、虫除けゼロのノーガードでいたのですが、到着して20分以内に8箇所くらい噛まれてしまったんです。

こんな短時間にこんなたくさん噛まれたのは人生初!

でも、管理棟のあるショップで「ハッカオイル スプレー」を購入して使ってからは、一度も噛まれませんでしたので、ハッカオイルで対策できます。

一緒に行った人は、設営中に顔を5箇所くらい噛まれて大変なことになっていたので、次に行ったときは、朝・夕のブヨのゴールデンタイムにはコレ↓を使おうと思います。(笑)

スノーピーク ミュージアムツアーはぜひ行ってほしい

筆者撮影

最後に、ヘッドクォーターを訪れた際には是非ぜひ行ってほしい「スノーピーク ミュージアムツアー」についてご紹介します!

本社の内部が見学できちゃう!

筆者撮影:本社の社屋の廊下からキャンプサイトが一望できる

ミュージアムツアーは、スノーピーク社員の方がガイドをしてくれて、スノーピークの本社のファシリティーや、スノーピークの歴史が詰まったミュージアムを見学できるツアーです。

こちらが、本社内のオフィス!!

筆者撮影

ショップじゃないですよ〜。これがオフィスなんですって。

常日頃からアウトドアを感じながら自由な発想が生まれるように、、というコンセプトで設計されているオフィスなんだとか。キャンプ好きには羨ましすぎる環境ですね。

スノーピークの歴史が詰まったミュージアム

筆者撮影
筆者撮影

ミュージアムゾーンには、スノーピークの歴史を肌で感じることができる数々のアイテムが展示されています。

筆者撮影
筆者撮影

これらのアイテムのほとんどは、スノーピーク ユーザーさんたちから提供されたものだそうです。

筆者撮影

アイテムが展示されているだけでなく、そのアイテムにまつわるエピソードが添えられているのもスノーピークっぽいな〜と感じました。

スノーピーク スピリッツがわかるムービー

ツアーに付属している「ミュージアムゾーンの壁面全体に上映されるムービー」にも驚きました。

筆者撮影

スノーピークの創業エピソードと現在までの道のりが分かり、スノーピークとはどういうブランドなのか?!を体感することができました。

このミュージアムツアーに参加すると、スノーピークがもっともっと好きになること間違いなし!

ヘッドクォーターにしかないツアーなので、マストで行くべし!

参加特典でミュージアムのステッカーがもらえる

嬉しい参加特典も。ミュージアムに参加してアンケートに答えると、ここでしかもらえないスノーピーク ミュージアムのステッカーがもらえます。

希少価値が高いステッカーかと思います〜!

スノーピーク ミュージアムツアー概要

<開催スケジュール>

・月・火・木・金(各日2回):11:00/14:00

・土・日・祝日(各日3回) :11:00/14:00/16:00

<参加方法>

上記の受付時間にHeadquartersストアに集合

<参加料金>

無料

キャンプ好きならぜひ訪れてほしいスノーピーク ヘッドクォーター

筆者撮影

スノーピーク直営キャンプ場「ヘッドクォーター」の魅力は伝わりましたでしょうか?

ここに行くと、滞在中に次の来訪の予約を取らずにはいられない気持ちになる、本当に素晴らしいキャンプ場です。

スノーピークファンならもちろんですが、キャンプを嗜む全ての方に、是非とも1度は訪れていただきたいキャンプ場でした。

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