イカやイワシの刺身、すし食べて食中毒、胃からアニサキス 福井県小浜市の店で食事の滋賀県の女性、9時間後に症状

アニサキスの幼虫(国立感染症研究所提供)

 福井県は6月7日、小浜市のすし店で調理提供された刺し身やすしなどを食べた滋賀県大津市の50代女性が腹痛などの症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。胃から魚介類に寄生するアニサキスが見つかった。女性は経過観察のため入院したが、すでに退院しているという。

 福井県は食品衛生法に基づき、店を1日間営業停止処分とした。県によると、女性は6月4日午後5時ごろにイカやイワシなどの刺し身や甘エビ、太刀魚などのすしを食べ、約9時間後に症状が出た。

© 株式会社福井新聞社