「キャンプを始めたら荷物が増えそうで心配…」そんな不安を感じていませんか?家の中をスッキリ快適に保ちつつ、キャンプを楽しむことは十分可能です!7歳と5歳の子供を持つファミリーキャンパーでありミニマリストの筆者が、「モノを増やさずにキャンプを楽しむ方法」をご紹介します。
「家でも使えるキャンプ用品」を活用すれば収納場所が少なくてもキャンプは始められる!
「キャンプを始めてみたいけれど、家の中のものが増えてしまいそうで心配…」
と感じたことはありませんか?
キャンプにはテントやテーブルなどいろいろなアイテムが必要なので、一部屋まるまるキャンプ用品で埋まってしまいそうというイメージもあるかもしれませんね。
- 「キャンプを始めてみたいけど、キャンプ用品をたくさん揃えないといけないのかな?」
- 「ウチにはキャンプ用品をしまっておける物置なんてないし…」
- 「子供ができて家にモノが増えた!さらにキャンプ用品も増えたら大変なことになりそう…」
そんな不安があるかもしれません。でも大丈夫!
7歳と5歳の子供、夫の4人家族でファミリーキャンプをしている我が家では、キャンプを始めてからも荷物はそれほど増えていません。
筆者は一人暮らしだった独身時代から、モノが少ない暮らしを続けています。
モノが少ない暮らしには、以下のようなメリットがあると感じているからです。
- 探し物をする時間が少なくなる
- 家の中が散らかっていてイライラすることが少なくなる
- 余計なものを買わないので支出が抑えられる
特に子供が産まれると家の中が散らかったりして混乱しがちですが、もともとモノが少ないと片付ける手間も少なく、子供も広いスペースでのびのび遊べるなど、さらにメリットを実感しています。
そして子供が4歳と2歳になった3年前に、念願のキャンプを始めました。
キャンプを始めてからも、家にモノがあふれることはなく、すっきりとした生活を維持できています。
自宅でうまくキャンプ用品を兼用するコツとは?メリット・デメリットも解説
モノを大きく増やさずにキャンプを楽しむために、筆者は主に以下のポイントを心がけています。
- 自宅で使うモノとキャンプで使うモノをできるだけ兼用する
- キャンプを始めるときは、自宅にあるモノを活用できないか考える
- モノを買うときは、できるだけ自宅とキャンプ両方で兼用できるモノを選ぶ
キャンプを始めるとき、必ずしも「キャンプ専用」のモノを一式買いそろえる必要はなく、家にもともとあるモノもいろいろと活用できます。
さらに家で使うモノを買い替える際にも、「キャンプでも使えそう」なモノを意識して選ぶことで、自宅で使うモノの多くが「キャンプでも使えるモノ」になっていくのです。
なお自宅で使うモノとキャンプで使うモノを兼用することには、メリットとデメリットがあります。
実際に3年ほど実践してきた筆者が実感している、メリットとデメリットをご紹介します。
メリット
- 家の中がスッキリする
- 兼用するので費用が抑えられる
- キャンプに行くたびに家の中の掃除がしやすい
- キャンプ用品をこまめに手入れするようになる
まず最大のメリットは、キャンプを楽しみつつも、家の中をスッキリ維持できること。
普段は使わないキャンプ用品で占領され、せっかくの部屋が物置になってしまうことも回避できます。
さらに兼用することで、自宅用とキャンプ用で別々に購入する必要がなく、トータルの費用を抑えることもできます。
またキャンプから帰った後は、わざわざ使ったキャンプ用品をお手入れするのは面倒ですよね。
湿っていたり泥が付いた状態でしまったまま、次のシーズンまで放置していると、カビが生えてしまうことも…。
しかし自宅で日常使いしていれば、お手入れする機会が増えるので、清潔な状態が保てます。
さらにキャンプ用に自宅の中のモノを持ち出すことで、ホコリが溜まりがちな場所などを掃除する機会も生まれます。
デメリット
- 自宅専用品より使い心地が劣る場合がある
- キャンプの時に傷などが付いたり壊れる場合がある
- キャンプから帰った時に自宅ですぐ使えないことがある
いっぽうでデメリットとしては、「キャンプでも使える」ことを優先すると、自宅でしか使えないアイテムよりも使い心地が劣ることもあります。
例えば持ち運びやすさを重視しているキャンプ用マットよりも、持ち運びは難しいけれどフカフカのマットレスの方が寝心地が良いと感じる人も多いと思います。
また屋外に持ち出すことで、傷が付いたり壊れるリスクが高まります。
さらにキャンプから帰った後、普段家で使っているものがすぐ使えないことがあります。
例えば筆者はインフレーター式のキャンプ用マットで寝ているので、帰ったら圧縮していたマットを膨らませ、ベッドメイキングする必要があり少々面倒です。
それではここから、実際に兼用しているアイテムをご紹介していきます!
【リビング編】LEDランタンはルームライトに、ミニテーブルは晩酌タイムのお供に♪
キャンプではテーブルやライトなどを配置してリビング空間を作りますが、自宅でも活用が可能なものがたくさんあります。
1. バルミューダのLEDランタン
キャンプに欠かせないランタンは、自宅でもルームライトとして活用できます。
電池式だと交換するのが大変なので、USB給電が可能なLEDランタンがおすすめです。
我が家で愛用している「バルミューダ ザ・ランタン」は、ダイヤル式で暖色や温白色に色合いを変えられ、手軽にお部屋のムードを演出してくれます。
「ブラック」「ホワイト」「グレー」「クラシックレッド」「ネイビーブルー」と5色展開されているので、お部屋ごとに色違いでそろえるのもオススメ。
子供用にはスパイスの「スマイルランタン」を愛用しています。
キャンプでは夜にトイレに行く時なども子供が持ち歩きやすく、自宅でも押し入れの中で秘密基地を作るときなどに欠かせないアイテム。
ひとつ1,000円もせず安価なので、子どもが好きな色をたくさん揃えられるのも嬉しいですよね。
▼「スマイルLEDランタン」は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
2. キャプテンスタッグの「アルミロールテーブル」
キャンプで何かと役立つキャプテンスタッグの名品「アルミロールテーブル」は、主に夫の晩酌タイムに活躍しています。
アウトドア用のテーブルは重いものを載せられたり、熱に強く頑丈なものも多く、工夫次第で多用途に活用することができます。
▼キャプテンスタッグ「アルミロールテーブル」は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
【キッチン編】クッカーやスキレットは自宅の料理でも大活躍!朝食にホットサンドも
キッチンは、活用できるアウトドア用品が特に多い場所。
筆者の自宅では、料理用のアイテムはほとんどアウトドア用品と兼用になっており、キャンプのたびにキッチンのモノをごっそり持ち出しています。
筆者のキッチンはガス火ですが、IHを使われている方は、使用するアウトドア用品がIHでも使えるかよく確認してくださいね。
1. スノーピークのクッカーセット
キャンプに欠かせない軽くて持ち運びやすい「クッカー」。
筆者はクッカーは「アウトドア用」というイメージが強くて自宅で使うことを思いつかず、ずっとキャンプの時にしか使っていませんでした。
しかし1年ほど前に「お湯を沸かす鍋が欲しい…ヤカンはかさばるし…」と考えていた時に、「そういえばクッカーがあった!」と気づいたのです。
熱伝導性が高いのでお湯やスープがすぐに沸き、一人用のラーメンを作るのにもぴったりなサイズも。
朝は白湯やお茶を沸かし、昼にラーメンを作り、夜はスープを作っています。
なぜそれまで気づかなかったのか不思議なくらい、キッチンで大活躍しています。
2. スノーピークのミニダッチオーブンセット
自宅では主にテフロンのフライパンを使用していた筆者ですが、スノーピークのダッチオーブンセット「コンボダッチデュオ」を購入してからは、もっぱらこればかり使っています。
朝はハムエッグを作り、お弁当用の卵焼きやウインナーを焼き、昼は一人用のチャーハンを作り、夜は唐揚げやチキンカツを揚げ…と大活躍しています。
▼スノーピークのダッチオーブンセット「コンボダッチデュオ」は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
3. ホットサンドメーカー
さらにキャンプ用に購入したホットサンドメーカーも、自宅での朝食づくりに大活躍。
軽いので自宅のキッチンでも取り回しやすく、重宝しています。
▼ホットサンドメーカーは、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
4. フロッシュのエコ洗剤
キッチンで使う洗剤も、キャンプ用と兼用しています。
キャンプ場によっては、環境保護のため自然由来の洗剤しか使えない場合もあります。
環境に配慮したキャンプ「エコキャンプ」でも使える洗剤を、自宅でも使用しています。
▼エコ洗剤については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
【寝室編】キャンプマットは自宅でもぐっすり眠れる!寝袋は来客用のお布団に
キャンプで寝るために使うマットや寝袋も、自宅で活躍しています。
1. ロゴスのインフレーターマット
筆者は2年前から、自宅でキャンプ用のインフレートマットで寝ています。
キャンプ用のマットは、銀マットからエアーマットなど、色々試して試行錯誤してきました。
そして最終的にロゴスの「(超厚)セルフインフレートマット」に出会い、「寝心地最高!」と惚れ込んでしまいました。
寝心地が良いので、自宅の敷き布団を買い替えるタイミングで、新たに布団を買うのではなくこのマットを使用することにしました。
敷パッドを重ねたダブルサイズを2枚並べて使用しており、子供2人が縦横無尽に転がりまわっても広々安心。
厚みのある普通のダブルの敷布団が2枚あるとかさばりますが、このマットなら使わないときは空気を抜いて立てかけておくこともできるので便利です。
▼ロゴス「(超厚)セルフインフレートマット」は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
2. コールマンの封筒型寝袋
自宅で「あまり使わないのに場所を取るモノ」の代表格が、客用布団ではないでしょうか。
寝袋を客用布団として使うという選択肢もあります。
Colemanの寝袋は洗濯しやすく、さまざまな季節に使えるので重宝しています。
とても寒くて手持ちの掛け布団だけでは足りない、というときにも便利で、多用途に活用できます。
▼コールマン寝袋「ファミリー2in1」は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
【ベランダ編】ドライネットで干し野菜・キャンプチェアで日光浴を!
ベランダでは、干し野菜や日光浴などにアウトドア用品が活躍しています。
1. コールマンのハンギングドライネット
キャンプで主に洗った食器を乾かすのに重宝する、ハンギングドライネット。
このネット、自宅のベランダで梅干しや干し野菜を作るのに最適なんです。
干した野菜は保存性が高いので、キャンプに持って行くのにもぴったり。
2. ヘリノックスのキャンプチェア
軽くて持ち運びしやすい、アウトドア用のチェアは、自宅のベランダで日光浴するのに最適。
なかなかキャンプへ行けなかった外出自粛期間は、特に重宝しました。
【アパレル編】キャンプ用のシューズや長靴は日常使いにも!モンベルのウェアも兼用しやすい
シューズや洋服などのアパレル関連でも、普段使いに活用できるアウトドアアイテムがたくさんあります。
1. クロックスのサンダル・キャンプ用のモックシューズ
キャンプでの水遊びなどに活躍してくれるクロックスは、普段使いにもぴったりです。
こちらの難燃加工のモックシューズは、焚き火の火の粉を受けても燃えにくく、テントの出入りがしやすいカカトを踏める仕様。
柔らかな履き心地で、普段使いにもぴったりです。
▼クロックスのサンダルは、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
2. 「日本野鳥の会」のバードウォッチング長靴
アウトドア界で人気の日本野鳥の会「バードウォッチング長靴」。
折りたためるので持ち運びやすく、キャンプでは雨の日はもちろん、朝露やぬかるみなどにも大活躍。
筆者は普段から、雨の日に雨靴として履いたり、田んぼや沼地に行く時などに活用しています。
音楽フェスのファンからも、密かに人気を集めているそうですよ!
▼日本野鳥の会「バードウォッチング長靴」は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
3. モンベルのウェア(ダウンコート・Tシャツ・フリースベストなど)
キャンプに着ていけるアウトドアブランドの服を日常使いすれば、自宅のワードローブをすっきりさせることができます。
中でも圧倒的に筆者のワードローブを占めているのが「モンベル」です。
ベーシックなデザインにリーズナブルな価格、品質の高さ…と普段使いできる要素が盛りだくさんです。
▼モンベルのウェアは、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
【レジャー編】クーラーボックスは釣りと兼用!多用途なバケツ「オムニウッティ」も大活躍
自宅でかさばるレジャー用アイテムも、キャンプや自宅で兼用できるものが多くあります。
1. クーラーボックス
キャンプに欠かせないクーラーボックス。
キャンプのほかに釣りにも行く我が家では、キャンプ用ではなく釣り用のクーラーボックスをチョイスしました。
釣り用のクーラーボックスは水栓が付いていて中を丸洗いしやすいので、キャンプで汚れても洗いやすく助かっています。
2. フタ付きバケツ「オムニウッティ」
自宅用に購入したモノで、アウトドアで意外と活躍しているのが八幡化成のフタ付きバケツ「オムニウッティ」です。
オムツ用バケツとして密かに人気を集めているアイテムで、筆者も子供が産まれた時に購入したのですが、キャンプでもスツールやゴミ箱など多用途に活躍しています。
▼収納バケツ「オムニウッティ」は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
【防災編】停電時に大容量のポータブル電源・ガス停止に備えてカセットコンロを!
アウトドア用品は、自宅での防災用アイテムとしても優れているモノが多くあります。
実際に我が家で防災用として重宝しているアウトドア用品をご紹介します。
1. ポータブル電源
キャンプ場では、サイトによっては電源が使えることもありますが、500円や1,000円など追加料金がかかったり、電源がないサイトもあります。
筆者はキャンプを始めて間もなく、こちらのポータブル電源を購入しました。
大雨などで「停電になるかも」というニュースを見ると、まずこのポータブル電源を充電します。
ノートPCなら約7回フル充電、スマートフォンは約40回充電できる大容量なので、自宅でも心強い存在になっています。
▼ポータブル電源「e-life-line」は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
2. カセットコンロ
ガスが止まってしまったとき、カセットコンロがあると安心です。
筆者はもともと家にあったカセットコンロをキャンプに持って行っています。
しかしキャンプでは風が強いことも多く、加熱しにくいことがあるので、風に強いアウトドア用のカセットコンロの購入を検討中です。
「家でも使えるキャンプ用品」を活用すれば日常生活とキャンプがシームレスに!安全性には細心の注意を
近年のキャンプブームや、コロナ禍をきっかけとした「おうちキャンプ」への注目の高まりなども後押しして、自宅でも活用できるキャンプ用品がたくさん登場しています。
兼用できるものを活用することで、自宅での生活とキャンプがよりシームレスになり、より気軽にキャンプへ行けるようになるでしょう。
また環境への配慮が求められるキャンプでの行動を自宅でも意識することで、よりエコな生活にもつながると実感しています。
ただしアウトドア用のモノを家で使ったり、逆に屋内用のモノを屋外で使う際には、安全性には十分注意する必要があります。
製品の取扱説明書をよく確認し、特にアウトドア用製品に屋内での使用について記載がある場合は、よく確認しましょう。
おうちの中をスッキリさせつつ、安全快適にキャンプを楽しみたいですね!
▼「おうちでも使えるキャンプ用品」はこちらの記事も参考にしてみてくださいね!