「鎌倉殿」ゆかりの人物や史跡紹介 平塚市がリーフレット

大河ドラマにゆかりのある人物を紹介するリーフレット(平塚市提供)

 歴史を通じて郷土への関心と愛着を育もうと、神奈川県平塚市はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にゆかりのある平塚市域の人物や史跡を紹介するリーフレットを完成させた。10日から市内の公共施設などで配布する。

 市博物館(同市浅間町)と協力し、「鎌倉殿と平塚の七人」と題した両面カラーのリーフレット(A3判)5千枚を作製した。

 源頼朝のそばで御家人衆をまとめ鎌倉幕府の創設に貢献したとされる岡崎四郎義実の公墓(同市岡崎)、石橋山合戦で討ち死にした若き勇者・真田与一義忠をまつっている天徳寺境内与一堂や、真田城跡(同市真田)など、平塚エリアで活躍した7人に関連した地図入りの史跡情報や関係系図を掲載している。

 また同博物館は先行して、1月から動画投稿サイト「ユーチューブ」で7人の人物紹介を順次配信している。市社会教育課は「(鎌倉幕府創設に)平塚も重要な役割を担った。散歩がてらにゆかりの地を巡り、市民の方には住んでいる周りの歴史に関心を持ってもらえれば」と話している。

 リーフレットは同博物館、市内公民館、市観光協会などで配布するほか、市ホームページでダウンロードできる。

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