ブルージェイズ・菊池が大乱調 1回持たず2安打4四球3失点で降板

【ブルージェイズ4-8ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

ブルージェイズは先発の菊池雄星が1回途中3失点で降板する大誤算。その後、3回までに3対3の同点に追いつき、菊池の黒星を消したものの、試合中盤以降にリリーフ陣が失点を重ね、4対8でロイヤルズに敗れた。ロイヤルズ先発のブレイディ・シンガーは5回8安打3失点で3勝目(1敗)をマーク。ブルージェイズ3番手のトレバー・リチャーズは1回1/3を投げて4安打3失点と崩れ、今季初黒星(2勝)を喫した。

敗戦投手こそ免れた菊池だが、初回の不甲斐ない投球が試合の流れを決めたと言っても過言ではないだろう。先頭のウィット・メリフィールドを空振り三振に仕留めたあと、二者連続四球で1・2塁のピンチ。サルバドール・ペレスを空振り三振に抑えて2つ目のアウトを奪ったが、MJ・メレンデスに詰まった当たりながらも先制のタイムリー二塁打を許した。続くカルロス・サンタナに四球を与えて二死満塁となり、エマニュエル・リベラのタイムリーでさらに2失点。マイケル・A・テイラーを歩かせて球数が45球に達し、降板を命じられた。

ブルージェイズはその後、ライメル・タピアの2号ソロ、ザック・コリンズの4号ソロなどで同点に追いついたが、リリーフ陣が4回裏から4イニング連続で失点し、3対8と5点のビハインド。9回表にキャバン・ビジオのタイムリー内野安打で1点を返すのが精一杯だった。菊池はわずか二死しか取れず、被安打2、奪三振2、与四球4、失点3という不甲斐ない投球。試合後には「チームメイトに迷惑をかけて本当に申し訳ない」と語り、今季の防御率は4.44となった。

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