石川県能登地方の地震活動は引き続き活発傾向、強い揺れに警戒を 6月8日気象庁発表、京都府南部も注意

 気象庁は6月8日、5月の地震・火山概況を発表した。石川県能登地方では震度3以下を計15回観測。2020年12月~22年4月は震度5弱と4が計6回、3以下が計116回で、同地方の地震活動は活発な傾向が継続しているとして、強い揺れへの警戒を呼びかけている。

 いずれも能登半島の先端付近が震源で、同庁は要因を調査している。6月は8日午前8時までに3以下が5回だった。

 また、京都府南部では22年3月末から6月8日午前8時までに、震度4が2回、3以下が計14回観測された。いずれも「三峠・京都西山断層帯」近くが震源。気象庁は「少し落ち着いてきたものの、今後も強い揺れがあり得る。普段から備えを」と注意を促している。

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