北日本で気温の変動大 降水量は全国的に平年並み 気象庁1か月予報

気象庁は9日(木)、向こう1か月(6/11~7/10)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われる期間があるため、向こう1か月の気温は北日本で高く、東・西日本と沖縄・奄美では平年並みか高い見込み。北日本の気温は1週目は平年並みか低いが、2週目はかなり高くなる可能性があるため、期間の前半は気温の変動が大きくなりそうだ。

週ごとの天候

 1週目(6/11~6/17) 北・東・西日本は低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い。北・東・西日本は低温傾向だが、沖縄・奄美は高温傾向が見込まれる。 2週目(6/18~6/24) 全国的に平年と同様に、曇りや雨の日が多い見込み。全国的に、平年より気温が高くなりそうだ。

 3~4週目(6/25~7/8) 東・西日本は前線や湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少ない見込み。沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。

北日本に高温に関する情報

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 北海道は17日(金)ごろから、東北は18日(土)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性があり、来週は気温の変動が大きくなる見通し。このため、気象庁は北海道と東北に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理などに注意するよう呼びかけている。また、急激な気温上昇の際は、熱中症にかかりやすくなるため体調管理にも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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