山谷花純、北香那、山本千尋、山寺宏一が「鎌倉殿の13人」に出演決定!

山谷花純、北香那、山本千尋、山寺宏一が、NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8:00ほか)に出演することが分かった。

三谷幸喜が脚本を担当する本作は、源頼朝(大泉洋)の妻となる北条政子(小池栄子)の弟・北条義時(小栗旬)を主人公に、地方の豪族から頼朝の第一の側近となった義時が、その後いかにして頂点にのぼりつめたのかを、鎌倉幕府を支えた武士たちの姿を絡めて描くもの。

山谷は、源頼家(金子大地)の側室で比企一族の気高き娘・せつを演じ、源頼家の正室で、運命の子・公暁の母となるつつじ役に北が扮(ふん)する。

山谷は「せつの色は、赤。つつじの色は、青。そう三谷さんがおっしゃっていました。せつは、比企家の長女として生まれ、高い敷居に囲われた中でも自分の志を曲げず情熱的な愛を貫いた女性です。頼家の自由さや童心に嫉妬しつつも、それ以上に自分がなりたくてもなれない姿に憧れがあったから、偉大な父を持ち葛藤する彼を受け入れ、味方で在り続けると自分の心に誓ったのだと思います。不器用で純粋な部分がどこか頼家と似ているなと、見た方々に思っていただけたらうれしいです」と役柄を分析し、意気込みを語る。

一方、北は「山谷花純さん演じるせつとは真逆の印象で、つつじは月のような人のイメージを受けました。近頃、別作品でパワフルな母親役を演じたりもしましたが、今回のつつじのように物静かな印象の中に心(しん)の強さを感じる母の役は初めてなので、試行錯誤しながら、自分の思い描くつつじを作り上げていきたいなと思います」と意欲を燃やす。

そして、善児(梶原善)に育てられた孤児・トウ役を山本、後鳥羽上皇(尾上松也)に仕える中世きっての名僧・慈円役を山寺宏一が務める。

山本は「静かな覚悟を抱きながらも志を受け継ぎ、鬱憤(うっぷん)と恩愛の迫間で生きる彼女の運命に、三谷さんが与えてくださった新たな挑戦と愛を感じます。『僕も楽しんで書いていますので、楽しんで鎌倉時代を駆け抜けてください』とお言葉をいただきました。大義名分の鎌倉時代に炎の化身のごとく、強く、はかなく、いい意味で裏切れる存在でありたいのとともに、まずは初めての大河ドラマを思いっきり楽しみたいと思います」と抱負を述べる。

「まさか、まさかのオファーに震え上がりました! 山寺という名字であること、小学生の頃のあだ名が『和尚さん』だったことに感謝です。(関係ないですか?)」と出演を喜ぶ山寺は、「仏教界で地位を築き、政界にも影響を及ぼし、さらに自らの心の内を詠み、数多くの名歌を残した慈円。知れば知るほど魅力的な人物だと感じています。天下泰平を祈り公武両立を理想としたといわれている慈円が、このドラマでどのような役割を担うのか。心して挑みたいと思います」と意気込みは十分。そして、「三谷さんからは『威厳9割、いかがわしさ1割なイメージで』というアドバイスが。逆にならないよう気を付けます!」と気を引き締めている。

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