【日本保険薬局協会】リフィル調査を公表/ドラッグストア調剤の受付比率高い

【2022.06.09配信】日本保険薬局協会は6月9日に定例会見を開き、リフィル処方箋に関する調査結果を公表した。ドラッグストア併設型の薬局の方が受付割合が高いなどの傾向があった。

調査は日本保険薬局協会正会員を対象に、WEBアンケート形式で1社1回答。
回答期間は2022年5月24日(火)~6月6日(月)。
回答数は103社、1万1881薬局(回答率69.1%)。

結果のサマリーは以下の通り。

リフィル処方箋発行の予定、意向がある医療機関は約5%、リフィルの受付割合が1%以上の薬局は62薬局であったことから、一部の薬局に実績が集中している状況が伺えた。

また、薬局形態別の比較では、ドラッグストア等併設型の薬局の方が、受付割合が高い傾向であった。

リフィル処方箋発行の傾向としては、クリニックの方が病院より多く、内科、耳鼻科、整形外科といった診療科が多く、長期継続服用されている患者等からの要望に応じて、処方医が判断している状況が見受けられた。

全体としては、受付実績がある薬局は17.6%、受付割合は0.053%と、多くはない。

協会としては、「回答結果から本部や、薬局の前向きな姿勢、施策が見受けられることから、今後も協会内で情報共有し、正会員の薬局運営に貢献していく」としている。

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