神奈川の大和市長パワハラ疑惑 「傾向あったと推認できる」 市議会が調査の中間報告

中間報告を公表した大和市議会の記者会見=大和市役所

 神奈川県の大和市副市長を昨年4月に辞職した金子勝氏(65)が大木哲市長(73)による職員へのパワーハラスメント的言動があったと告発したことを巡り、大和市議会の調査特別委員会(井上貢委員長)は9日、中間報告を公表した。アンケートや参考人聴取の結果から市長と井上昇副市長(72)の言動を「パワハラと思われる傾向があったと推認できる」と結論付けた。

 公表は、告発報道を受けて真相を究明するため設置された同委員会の作業が1年に及び、進捗(しんちょく)状況を市民に知らせるのが目的。実態把握に実施した管理職アンケートの結果、金子氏や市長、2副市長の計4人を呼んだ聴取内容などをまとめ、見解を示した。

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