業務用食品を活用したレシピ・メニュー提案の新施設「明治アプリケーションセンター」本格稼働

6月9日
株式会社 明治

スイーツから調理食品まで幅広く対応 業務用食品を活用したレシピ・メニュー提案の新施設 明治アプリケーションセンター本格稼働 クリームやチョコレートなどの業務用食品市場拡大に貢献

株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、乳、カカオ、たんぱく素材に加え、糖類や機能性素材、ナッツ、野菜などの業務用食品に関する技術・知見を最大限に活用し、業務用食品事業拡大のための洋菓子・外食業態や食品加工メーカーへの取り組みをより一層強化する拠点として、当社の東陽町ビル(東京都江東区新砂)に「明治アプリケーションセンター」を設置しましたので、お知らせします。

“アプリケーション”とは、業務用食品を活用いただくお客さまに、業務用食品を活用したレシピ・メニューとその関連する市場データなどの情報をあわせて提案することです。

これまで、テストキッチンにて当社の業務用食品を活用したレシピ・メニューの提案を行ってきましたが、業務用食品の取り扱いが特に拡大している食品加工メーカーへのアプリケーションを活用した提案力をより強化し、業務用食品事業の拡大につなげるため、「明治アプリケーションセンター」を設置します。さらに、プレゼンテーションスペースの設置や作業スペースの拡大、業務用食品を活用いただくお客さまの生産ラインに準ずる設備の導入により、迅速なアプリケーション開発・提案の実現を図ります。

「明治アプリケーションセンター」を活用し、当社の研究所である明治イノベーションセンター(MIC)や明治グループ各社、社外ネットワークとも連携してオープンイノベーションを推進し、食と健康のプロフェッショナルとして、業務用食品を活用したあらゆる世代の生活者の健康な食生活に貢献してまいります。

■明治プリケーションセンター設置の概要

(1)所在地

東京都江東区新砂1-2-10 明治東陽町ビル3F

(2)投資額

約5.5億円

(3)延床面積

約630㎡

■ 明治アプリケーションセンターの施設・設備

<ウエットエリア>

包餡機、レトルト殺菌機、各種攪拌機など、主に製菓、冷食・調理食品の製造ラインに準じた設備をそろえています。お客さまとの共同試作を通じて、風味、食感、物性のイメージを共有するとともに、お客さまの課題を幅広く解決してまいります。

<ドライエリア>

各種オーブンやミキサーなどのパン、洋菓子、外食、中食に必要な設備をそろえています。

お客さまと一緒に試作をすることで、商品にした際の風味、食感、物性を共に確認することはもちろん、作業工程(オペレーション)もイメージすることが可能です。

<ジョイントエリア>

大型プロジェクターを使ったテレビ会議システムを導入しました。

遠隔のお客さまや研究所をつなぐことで臨場感のある意見交換ができます。

※ディスプレイ画像はイメージです。

<プレゼンテーションルーム>

VR でのカカオ産地訪問や明治の技術情報に触れていただくなど、アプリケーションセンターだからこそできる体験をご提供します。また明治の開発者とのディスカッションを通じて、お客さまとともに新たな価値を創造していきます。なお、技術講習会、勉強会での利用も可能です。

※ディスプレイ画像はイメージです。

提案内容

業界初のチョコレート原料「瑞練(みずねり)<生ショコラ>」

「瑞練(みずねり) <生ショコラ>」は、当社の技術が可能にした、冷凍・冷蔵が不要で長期保存可能な業界初の生チョコレート原料です。

当商品は冷凍・冷蔵に縛られない商品設計が可能であるため、売場の選択も可能になります。また、ナッツなどの固形物やピューレなどの液体原料などとの混合や、包餡や練り込み、サンドなどの多用途活用も可能で、賞味期限も180日の設定です。

※ 業務用大手チョコレート原料メーカー製品情報(2013~2022年)をもとに当社調べ

商品イメージ

使用例(抹茶チョコレートと白餡を混ぜたものを瑞練ショコラで包んだトリュフ)※写真はイメージです。

常識を覆す業界初の生チョコレートなどの当社の業務用食品と、新設したアプリケーションセンターを活用し、業務用食品市場の拡大に貢献してまいります。