一か八かの勝負は危険 急な雷雨に備えを

雨予報だったのに全く降らなかった。
そんな日が増えてきたと思いませんか?
これは予報が外れたわけではなく、運よく雨雲に遭遇しなかっただけのこと。
季節が進んだ証拠でもあります。
こういう日の雨雲レーダーをみると、雨雲はまばらで、水玉模様のようになっています。
面で降るというよりは点で降っている状況なので、雨雲と雨雲の間ばかりにいれば、降られずに済むわけです。
この手の雨雲は、地上付近が暖かく、上空との気温差が大きくなると発生しやすいため、夏に多い現象です。全く降られないこともありますが、一旦、雨雲の下に入ってしまうと、激しい雨や雷雨に見舞われます。
一か八かの勝負に出るには危険な雨ですので、これからの時期は毎日、折り畳み傘があった方がいいと思います。
きょうも東日本や東北を中心にあちらこちらで雷雨になることが予想されますので、十分お気をつけください。

気象予報士・多胡 安那

画像について:10日の天気予報。

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