【カープ道】菊池涼介登場曲「紅の忍者」を手がけるライオンズ芸人「こりゃめでてーな・大江健次」とトーク交流戦

「日本生命セ・パ交流戦2022」も残りわずか。広島ホームテレビ『カープ道』は、カープにとっての鬼門を勝ち越す特別企画として、パ・リーグのチームを愛する芸人とのトーク交流戦第4弾を届ける。今回は埼玉西武ライオンズを愛する芸人・こりゃめでてーな大江健次さんをゲストに迎え、6月10日から始まるライオンズとの3連戦を大胆予想する。

こりゃめでてーな 大江健次さん

大江さんは芸歴20年目の芸人。普段はコンビ「こりゃめでてーな」で舞台に立ち、同期にはパンサー尾形貴弘、マヂカルラブリー野田クリスタルらがいる。「ある年、元西武でメジャーリーグで活躍する秋山翔吾選手、菊池雄星選手がオフに日本で野球教室を開いた。そこでライオンズを一番語れる芸人に司会を、と自分にオファーがあり、人生で一番気合い入れて、M-1の時よりも気合い入れて会場を盛り上げた」と、球団からお墨付きのライオンズ大好き芸人であることを披露する。

また芸人だけではなく、ラッパー「mckj」というアーティスト名でアルバムも2枚リリースする二刀流。そして「菊池涼介選手が打席に入る時にかかる曲“紅の忍者”はボクが作詞・作曲した。歌うのは極楽とんぼ山本圭壱さん。コーラスは僕の声」と、カープと縁があることも明かした。

菊池選手の登場曲「紅の忍者」は大江さんが作詞・作曲

これまでの交流戦の対戦成績は、32勝27敗3分とカープが勝ち越し中。とはいえ、今シーズンのライオンズはパ・リーグ1位の防御率(2.53*6月2日時点)を誇る磐石の投手陣。対するカープはセ・リーグ1位のチーム打率(.254*6月2日時点)の強力打線。まさにセ・パの矛×盾対決。

去年までの交流戦対戦成績は、32勝27敗3分とカープが勝ち越し中

吉弘翔アナが、カープの投手のキーマンとして上げるのは「森下暢仁投手。ライオンズとは公式戦で対戦がない。真剣勝負の場でライオンズをキリキリ舞させてくれるのではないか。3年目の今シーズン、気持ちの強さが随所に垣間見れる。例えば試合中に打者がタイムをとって打席を外しても、森下投手はプレートを外さず。投げる準備ができているぞという威圧感があるのでは」と、森下投手の気迫をアピール。大江さんは「ではタイムを多めにと取っていくしかない」と、あっさりと打開策を見出す。

カープ 森下暢仁投手

ライオンズの投手陣といえば、39試合連続無失点記録を持つ剛腕ストッパー・平良海馬投手や、2020年のセーブ王・増田逹至投手など強力なリリーフ陣が待ち受ける。大江さんは「おススメは本田圭佑投手。サッカー選手でお馴染みの名前だが、ライオンズにもいる。ライオンズが春先に投手のケガや調整不足で投手の数が減った時、二軍で投げる投手がいなくて本田投手が11イニング、154球投げた。これには#本田投げすぎとトレンド入りした」と、注目度が高い投手としてピックアップ。ちなみに同じ“本田圭佑”でもサッカーは上手くないという。

ライオンズ 本田圭佑選手

カープの野手の注目選手として吉弘アナは、5月に入って狙い球をしっかり絞って打てるようになり状態が上がってきた小園海斗選手を挙げる。

対するライオンズは、今シーズンHRリーグトップを独走中の山川穂高選手や2019年のMVP森友哉選手ら、球界屈指のスラッガーが居並ぶ山賊打線。中でも大江さんは「とんでもない選手が現れた」と、昨年育成ドラフト2位の滝澤夏央選手を挙げる。164cmの小柄。今年5月、ショートでポジションが被る源田壮亮選手がケガで戦列離脱。そこで滝澤選手に白羽の矢が立ち、支配下登録され、即一軍でスタメン。その日の夜のヒーローインタビューを勝ち取り、鮮烈デビューを果たした。「急きょのことでご両親が対応できず、翌日の試合観戦に駆けつけたが、その日もまたご両親の前でお立ち台に立った」とエピソードを語る。

ライオンズ 滝澤夏央選手

互いのキーマン対決に期待高まる中、今シーズンは敵地・ベルーナドーム(埼玉県所沢市)での3連戦。大江さんは「カープファンの方は、違和感が絶対あると思う。ライオンズのホーム球場は、駅から近いという理由だけでレフト席がホーム。ライト席がホームの普通の球場とは違う」と見どころを話す。

ビジターがライトスタンド

さらに吉弘アナは「ドームと思うなかれ。元々あった所沢球場の上に屋根をのせたものなので、支柱と支柱の間から外が見える」と。大江さんもすかざす「冬は寒くて夏は暑い球場」と言う。

ベルーナドーム(埼玉県所沢市)

今シーズンの対戦については、「去年はコロナ禍で1、2戦目が延期に。一軍同行の選手が隔離されベンチに2人しかいなかった。勝ち負けより大勢で野球をやってもらえれば」と、開催される喜びに浸る大江さん。“日本シリーズで会おう”というフレーズを盛り込んだラップで締めくくった。

広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 6月8日放送
ライター 湯谷葉子

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