82歳が99キロのクロカワカジキ

 浦添市在住の名嘉清光さん(82)は、季節に合わせてグルクン釣り、深海釣り、流し釣り、パヤオのマグロ釣りを楽しむパワフルな熟練釣り師。3~4年前から娘婿のメンバーと共にカジキ釣りを始め、皆で7本のカジキを釣り上げた。

 4日もカジキを狙って午前6時に宜野湾マリーナを出船。午前中はシイラのアタリが2回あったが、釣り上げることはできなかった。正午を過ぎると雷注意報が発令されたので、帰港の準備をするやいなや、船近くを流していたルアーにカジキがヒットした。

 カジキの硬い口元に針を突き刺すために、船を全力で走らせると、船の後方でカジキがジャンプするのを確認。魚が掛かったことを知らせるリールのクリック音が鳴りやまず、500メートル以上ラインを引き出された。それから82歳のアングラーとカジキの戦いが始まった。

 必死にラインを巻いては、引き出されること45分。82歳の熟練アングラーが99キロのクロカワカジキを釣り上げた。

 5月29日、泡瀬漁港を会場にGFGチーム対抗親睦沖釣り大会が開催された。主な結果は次の通り。

▽グルクン総重量=がまかつチーム 40.62キロ

▽グルクン個人=湧川朋憲さん 11.14キロ

▽大物賞=玉城晃さん 10.68キロ サワラ

▽レディース賞=宮城亜矢子5.2キロ(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

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