パリ警察長がCL決勝での対応を謝罪「明らかに失敗だった」

 パリ警察長のディディエ・ラルマン氏は、UEFAチャンピオンズリーグ決勝の対応が失敗だったと認めた。

UEFAがCL決勝で起きた騒動を謝罪…独立機関による調査を発表「ファンに恐怖と苦痛を与えた」

 スタッド・ド・フランスで開催されたリバプールとレアル・マドリードのCL決勝は、偽のチケットで入場しようとするファンが現れ入場ゲートに人々が殺到。事態の収拾に追われたパリ警察は催涙ガスを噴射して鎮圧にあたり、サポーターの目に掛かり苦痛を訴えるなど混乱状態に陥った。リバプールが苦情を申し立て、欧州サッカー連盟(UEFA)が謝罪と調査を発表する中、ラルマン警察長も「明らかに失敗だった」と対応を陳謝している。

「催涙ガスが善意のある人々、特に家族に影響を与えたのを遺憾に思うと同時に、スタッド・ド・フランスの入り口に圧力をかけるのはこれしかなかった。警察の動きによって悲劇が防がれ、最終的に周辺に深刻な人身事故がなく試合が行えたことは成功だった。治安部隊が催涙ガスを使用したのは正しくはなかったが、3〜4万人の人々に対応するには唯一の方法だった」。

パリ警察長がCL決勝での対応を謝罪 Photo Matthias Hangst

© 株式会社SPOTV JAPAN