糸魚川市「ハピー」の移動スーパー 「とくし丸」2号出発 青海、今井、大野へ

 糸魚川のスーパーマーケット「ハピー」(糸魚川市南寺町1、福田頼母社長)は10日、買い物困難者を支援し、地域の食や生活を支える移動スーパー「とくし丸」2号車を出発した。

移動スーパー「とくし丸」2号車の出発式。あいさつする福田社長(右)とドライバーの中村さん(オレンジ色のエプロン姿)、ハピー奴奈川店の従業員ら

 高齢者世帯や買い物困難世帯を中心に市街地から離れた地域へ、ハピーから商品約1200点を積み込み、各世帯へ訪問し、販売を行う。昨年5月から早川地区を回る1号車に続き、2号車は青海、今井、大野地区を回る。
 移動スーパーの運行はハピーから業務委託を受けた個人事業主で、2号車を営業するのは同市筒石の中村嘉一さん(43)。1号車の横山博史さん(42)とは小中学校時代の同級生で、仕事内容を紹介され、決意した。「地元に貢献したい」と思いを話す。

1号車担当の横山さん(左)とこの日が初日となる2号車担当の中村さん。二人は磯部小・中の同級生の間柄

 水、日曜日を除く週5日運行し、生鮮を含む食料品や雑貨など、利用者の要望にも応じ販売する。昨年8月から1号車を運行している横山さんによると、1日に40~50件を訪問し、地域との交流や見守り活動にもなっているという。
 「とくし丸」はブルーチップ(本社・東京)が全国展開し、ハピーと業務提携している。ハピーの福田社長(49)は「とくし丸をあてにしている、生活設計している方々にしっかりとお届けし、社会貢献、地域貢献をしていきたい」と話している。

© 株式会社上越タイムス社