8日夜、広島市中心部で鳴り響いた「ごう音」について、中国四国防衛局は、アメリカ軍機の可能性が高いとして、岩国基地に地元住民に与える影響を最小限にとどめるよう要請しました。
撮影したRCCスタッフ
「3機の明かりが点滅しているのが見えます」
航空機とみられるごう音は、8日午後9時過ぎ、広島市中区の中心部で確認されました。
RCCの情報カメラも大きな音とともに複数の航空機がライトを点滅させて、南の方向へ飛んでいく映像を記録していました。
広島市には、10日午後4時までに40件を超える苦情が寄せられたということです。
中四国防衛局は、アメリカ軍機の可能性が高いことから、9日、岩国基地に対して、「安全面・騒音面に最大限配慮して、地元住民に与える影響を最小限にとどめるよう配慮すること」を要請しました。
これに対して岩国基地からは、「地域のみなさんへの影響を可能な限り緩和する努力をしています」と回答があったということです。