金沢から名古屋に移動する場合、主に鉄道で行く場合と高速バスでいく場合の2通りの行き方があります。
今回は高速バスで両都市を移動した様子をリポートします。★金沢発 → 名古屋行き 最安値便はコチラ!## 金沢から名古屋へ少しでも安く移動するなら高速バス
金沢 → 名鉄バスセンターで運行される北陸鉄道バス
金沢駅 〜 名古屋駅で運行される特急「しらさぎ」で使用される681系
金沢から名古屋まで移動する際、有力な選択肢になるのが高速バスと鉄道です。
高速バスを利用する場合、鉄道と比較すると料金の安さが大きな強みになります。金沢〜名古屋間の料金、所要時間を高速バスと鉄道で比較すると次の通りです。
高速バス在来線特急「しらさぎ」 ※●出発11時30分
(金沢駅東口)11時48分
(金沢駅)到着15時08分
(名鉄バスセンター)14時48分
(名古屋駅)所要時間3時間38分3時間00分運賃3,600円 ※▲6,930円 ※■
※●・・・しらさぎ8号利用
※▲・・・値段は日によって異なります
※■・・・自由席利用
今回筆者が利用した高速バスの運賃は3,600円で、金沢〜名古屋を走る特急「しらさぎ」号を利用する場合と比較すると約半額で行くことができます。
※土休日に乗車する場合は概ね5,000円程度です。
所要時間を比較しても、定刻で運行された場合の差は30分特急「しらさぎ」の方が早く着くダイヤになっています。30分の差で約半額になるなら高速バスの移動も魅力的ですよね。ただし高速バスの場合は乗車する時間帯によっては渋滞に巻き込まれる可能性もあります。その点は注意が必要ですね。今回、筆者が乗車した便も少し渋滞に巻き込まれました。
今回は金沢駅東口11時30分出発、名鉄バスセンター15時08分到着予定の高速バスに乗車し、その様子をリポートします。
金沢駅東口乗り場から発車!
金沢駅鼓門(つづみもん)
金沢駅東口の様子
それでは高速バスが発車する乗り場に向かいましょう。
今回乗車する名古屋行き高速バスは鼓門(つづみもん)がある東口乗り場から発車します。
東口のバス乗り場は高速バス以外にも路線バスも発着しています。
名古屋行きの高速バスは駅を背にして左手に進んだ2番乗り場から発車します。
金沢駅東口2番乗り場の様子
2番乗り場から発車するバスの時刻表
2番乗り場から発車するバス路線図
駅の東口の出口を出てバス乗り場までは徒歩2分ほどで到着します。あっという間です。
高速バスの乗車時間は3時間30分ほどの予定で、発車はお昼前の11時30分です。
高速バスは途中に休憩が設けられていますが、その時間は長くても20分ほどになっているので、必要であれば金沢の駅ビルで事前にお昼を食べてからの乗車もオススメです。
到着した名古屋行き高速バス
高速バスは概ね発車の10分前に到着し、そこから乗車できる場合が多いので乗り場にはバス発車の10分ほど前に到着できれば安心です。
名古屋行きの高速バスはちょっと遅めの発車5分前にバスが到着しました。
通常、高速バスや夜行バスはすでに予約を済ませている場合、自身の名前を伝えれば乗車できる場合が多いのですが、今回のバスは予約ページの提示を求められました。
そうした場合は慌てずに予約時に届いたメールや、予約したサイトの画面を乗務員に見せるようにしましょう。予約完了の画面をスクリーンショットして保存しておけばよりスムーズに提示することができます。
今回は北陸鉄道バスでの運行便になりました。ちなみに名古屋 〜 金沢線は、北陸鉄道・名鉄バス・西日本JRバス・JR東海バスでの共同運行便になっているので、便によって運行されるバスの種類が異なります。(共同運行会社運行便は車両仕様や車内設備などが異なる場合がございます)
車内の様子を詳しく紹介!
車内は2+2の4列シートが並ぶ
座席をリクライニングした際の様子
車内の様子です。黒い座席に木目調の床で落ち着いた雰囲気のある車内です。2+2の4列シートが並びます。座席をリクライニングすればよりゆったり車内で過ごすことができます。
フットレストも装備されている
背面テーブルも装備
座席の様子を詳しく見ていきます。
各座席にはフットレストも装備されています。
靴を脱いでリラックスすることができるのでありがたいですね。
また、座席背面にはテーブルも装備されています。
大きさ的には飲み物と軽食類、おやつなどを置くのにピッタリです。
全座席にコンセントがある
フリーWi-Fi(無線LAN)も搭載されている
全ての座席にコンセントがついています。これなら長時間の乗車になってもスマートフォンの充電ができるので安心です。
また、車内には誰でも利用することができるフリーWi-Fi(無線LAN)があります。規約を読み、同意すれば利用することができます。
実際に利用してみると、インターネットのWEB検索やYouTubeでの動画視聴など概ねスムーズに使用することができました。ただ、山間部などのトンネル内を走行する場合は電波が弱くなってしまうところもありました。
バス車内にあるトイレの様子
バス車内にあるトイレの様子
さらにバス最後方にはお手洗いの設備もあります。これなら渋滞が発生した際、いつでもトイレに行けるので安心できますね。
至れり尽くせりのバス車内の設備は、鉄道を利用する場合と比較しても遜色がありません。むしろ、鉄道だとフットレストはグリーン車以上のグレードではないとついていない場合も多いので、鉄道よりも設備面では優れているところもあります。
これだけの設備が備わっていれば長時間の乗車でも安心して乗車することができます。
金沢 → 名古屋の高速バス(昼行)の料金を確認する## 金沢を出発!すると渋滞のアナウンスが…
金沢西インターから北陸自動車道に入る
バスは定刻通り金沢駅を発車しました。金沢からの乗客は8名程度です。
発車するとすぐに運転士から「この先の名神高速道路で道路工事のため、名古屋到着が1時間ほど遅延する」との案内がありました。
続けて、「到着が遅延すると困るお客様は予め乗務員に伝えてほしい」との案内もありました。必要な場合は乗務員に申し出た方が良いですが、乗車した便には誰も名乗り出る人はいませんでした。
金沢を出ると途中、石川県内の以下の停留所(バス停)に停車していきます。
乗車のバス停
金沢駅東口11時30分松任海浜公園11時54分北陸小松12時06分尼御前12時15分
途中の停留所からはいずれも1名ずつの乗車がありました。
北陸道から眺める日本海
バスは順調に北陸道を西へ進んでいきます。
乗車した日の天気は快晴で、高速道路から雄大な日本海の景色を眺めることができました。
昼行バスは車窓を楽しむことができるので、乗車時間が長くても案外退屈せずに過ごすことができます。
途中休憩は1度だけ
南条サービスエリアの様子
南条サービスエリアの様子
南条サービスエリア内のファミリーマート
バスは途中、福井県の南条サービスエリアで休憩を挟みます。13時ごろに到着し、休憩時間は15分ほどです。
バス車内では食べ物を食べることはできないので、休憩時に車外で済ませる必要があります。お昼時ですが休憩時間は限られているため定食を食べる時間はないでしょう。
南条サービスエリアにはファミリーマートがあるので、軽食や飲み物をここで購入して急げば食べる時間も少しはあります。
南条サービスエリアのトイレ
バス車内にもトイレはありますが、サービスエリアにもトイレがあります。
この先渋滞があるので、気分転換を済ませて車内に戻ります。
名神高速で渋滞が発生!何分遅れる?
木曽川を渡り愛知県に入る
渋滞にはまってしまった
バスは北陸自動車道、名神自動車道を走り東へ向かいます。
木曽川を渡り愛知県に入ると渋滞が発生しました。渋滞は10kmほどで、これを抜けるのに40分ほどかかりました。
鉄道の場合は概ね時間通りに運行されますが、高速バスは渋滞等の影響で遅れる可能性も高いです。
特に、都心部を朝方に出発する便や、夕方に到着する便の場合は交通集中による渋滞に巻き込まれやすいので注意が必要です。
名鉄バスセンターに到着した高速バス
名鉄バスセンターの様子
最終的に定刻より50分ほど遅れて名鉄バスセンターに到着しました。概ね事前にあったアナウンス通りの遅れです。
到着時刻は16時前ですので、アーティストのコンサートに参加する場合はちょうど良い時間なのかもしれません。
ちなみに名鉄バスセンターからJR名古屋駅までは歩いて5分ほどです。名鉄バスセンターを出発する便に乗るときに迷う人がいるのですが、名鉄バスセンターがあるのは名鉄百貨店本館内ではなく名鉄百貨店メンズ館内(名鉄グランドホテル)になります。
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