JR武蔵小杉駅の新改札口 東急線との連絡歩道も整備へ 乗り換え客分散化で混雑緩和

高架下に新たに整備される歩道のイメージ図(川崎市提供)

 川崎市は、JR武蔵小杉駅(川崎市中原区)で整備される新改札口などの配置図を公表した。改札口を横須賀線ホーム北側に設置し、2023年度中の利用開始を目指す。東急線と結ぶ新たなアクセス用の歩道も整備し、既存の2ルートより距離が短くなるという。

 同駅にはJR横須賀線やJR南武線、東急東横線などが乗り入れ、駅構内や駅周辺で通勤・通学時の混雑が常態化している。混雑緩和に取り組むJR東日本と市は18年、横須賀線下りホームなどの整備事業に着手。ホームを上下線で分け、さらに改札口や東急線とつながるルートを増やし、乗り換え客らの分散化を図る。

 下りホームの新設工事が進む中、市は1日、新たな改札口とアクセス用歩道の配置図を公表した。新改札口は約620平方メートルで、南武線ホームを経由する駅構内連絡通路のコンコースと接続させる。

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