沖縄コロナ1440人、4人死亡 県「高齢者感染対策を」

 県は10日、10歳未満から90歳以上の1440人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。直近1週間の前週比は1.01倍。死亡が4例報告され、全て70~90代の高齢者だった。

 県全体のコロナ専用の病床使用率は37.2%、重症者用病床使用率は15%となっている。圏域別の病床使用率は沖縄本島が43.7%、宮古が7.6%、八重山が2.3%となっている。

 推定感染経路別では家庭内が493人と最多で、友人・知人が110人、職場内が53人、施設内が47人、飲食が19人、その他が9人、調査中は709人だった。年代別では10歳未満が263人、10代が230人、30代が245人、40代が207人などとなっている。

 新たに那覇市内の社会福祉施設で37人のクラスターが1例確認された。米軍関係者の感染は53人だった。県の宮里義久感染対策統括監は「高齢者や基礎疾患のある人にうつさないような、基本的な感染対策を県民の皆さんに心がけてほしい」と話した。 (中村優希)

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