福井県敦賀市の市立敦賀病院で6月10日、電子カルテシステムに障害が発生し、5時間にわたって同システムの全部または一部が使用できない状態となり、外来診療を一部中止したほか、救急の受け入れも停止した。
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同病院によると、同日午前8時半ごろ、外来診療の複数職員が同システムを使用することができないことに気付いた。調査の結果、複数の外来診療科で全部もしくは一部の同システムが使用できず、検査画像などの確認ができなくなった。このため、救急の受け入れを一時停止。外来診療では患者の診療を中止するなどして帰宅してもらった。
原因は同システムのネットワークの誤接続。午後1時半ごろに正しい接続に修正するなどして復旧し、救急の受け入れも再開した。
影響者数は調査中だが、診療中止の患者は30~40人に上るとみられる。救急受け入れ停止の影響はなかった。