自作のカラーボールで飲食店損壊 容疑で暴力団組員ら5人を逮捕 みかじめ料巡るトラブルか

 宮古島署と沖縄県警組織犯罪対策課は9日までに、自作のカラーボールを宮古島市内の飲食店内に投げ付けて損壊させ、営業を妨害したとして、組織犯罪処罰法違反(組織的建造物損壊、組織的威力業務妨害)と器物損壊の容疑で、指定暴力団旭琉会二代目功揚一家構成員(47)ら男5人を逮捕した。県警は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。

 ほかに逮捕されたのは、いずれも住所不詳の男(28)、住所不詳の男(21)、住所不定で自称飲食店従業員の男(24)、宮古島市平良の建築作業員の男の4容疑者。逮捕容疑は2月14日午後9時ごろ、共謀してカラーボールなどで店を損壊し、営業停止に追い込んだ疑い。

 宮古島署や関係者によると、5容疑者は共謀して犯行に及んだ。

 県警は被害者と容疑者らの間でみかじめ料などを巡るトラブルがあったとみて、詳しく調べている。

 
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