九州南部・北部ともに梅雨入り 九州南部では夜遅くにかけて大雨注意

11日(土)午前10時30分ごろの宮崎市内の様子 提供=ウェザーマップ

 きょう11日(土)午前、九州南部・北部(山口県を含む)ともに梅雨入りしたと見られると鹿児島地方気象台と福岡管区気象台がそれぞれ発表した。平年と比べると九州南部では12日、九州北部では7日遅く、九州北部では統計開始以来最も早い梅雨入りだった昨年と比べると1か月遅い梅雨入りとなった。

11日(土)午前10時50分ごろの福岡市内の様子 提供=ウェザーマップ

 九州には昨夜から梅雨前線や低気圧が近づいており、断続的に雨が降っている。特に種子島・屋久島地方ではすでに雨足が強まっている。
 九州南部では、きょう夜遅くまで低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に注意が必要だ。また、夜にかけては落雷や突風などにも注意。

 あす12日(日)日中はいったん前線が南下するため晴れ間が戻るものの、あさって13日(月)以降はまた前線や低気圧が近づき、大雨となるおそれがある。本格的な大雨シーズンが始まったため、今後も最新の気象情報に気をつけた方がよさそうだ。

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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