横浜港・大さん橋で光のエール交換 飛鳥Ⅱ、ぱしふぃっくびいなす

バンド演奏に合わせてライト点灯でエール交換した「ぱしふぃっくびいなす」の乗組員=9日夜、横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナル

 電気関係機器の不具合のため、横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナルに2カ月以上にわたって停泊していたクルーズ船「飛鳥Ⅱ」が10日午後5時、出港した。9日夜には大さん橋に停泊していた「ぱしふぃっくびいなす」の乗組員とライト点灯によるエール交換も行われた。

 飛鳥Ⅱのクルーズは約5カ月ぶりで、乗客家族や客船ファンらに見送られながら出港した。

 9日午後7時40分ごろからはエール交換が行われ、ぱしふぃっくびいなすの乗組員が「コロナ禍で大変だったと思いますが、これからは互いに前を向いていきましょう」とあいさつした後、同船専属のバンドが軽快なリズムの音楽を演奏。2隻の乗組員がそれぞれの船のデッキに現れ、ライトを振った。午後8時過ぎにぱしふぃっくびいなすが出港すると、両船は汽笛交換を行った。

 両船は停泊中の5月25日にも両船専属バンドによるリレー形式の“ダブル演奏会”を行い、新たな交流を演出した。

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