ヤンキースが“貧打戦”を制す トレビーノが延長13回裏にサヨナラ打

【カブス1-2xヤンキース】延長13回タイブレーク@ヤンキー・スタジアム

両軍合わせて得点圏36打数連続ノーヒットという“貧打戦”に決着をつけたのは、延長13回裏に代打で登場したヤンキースのホセ・トレビーノだった。二死1・3塁の場面でレフト前へのサヨナラタイムリー。開幕から快進撃を続けるヤンキースは今季最多の貯金26となった。ヤンキース7番手のロン・マリナチオがメジャー初勝利(0敗)をマーク。カブス9番手のアレック・ミルズはサヨナラ打を浴び、今季初黒星(0勝)を喫した。

ヤンキースは4回裏にグレイバー・トーレスの11号ソロで先制。先発のルイス・セベリーノは5回表にジェイソン・ヘイワードの1号ソロで同点とされたものの、6回103球を投げて被安打7、奪三振10、与四球1、失点1という好投を見せた。8回裏には一死からジャンカルロ・スタントンの四球とジョシュ・ドナルドソンのヒットで1・2塁のチャンスを作ったが、トーレスとアーロン・ヒックスが連続三振に倒れて無得点。9回裏は三者凡退に終わり、延長戦に突入した。

無死2塁から始まるタイブレークとなった10回以降も両軍は拙攻を重ね、得点圏で凡打の山。ヤンキースは10回裏無死1・2塁、11回裏無死1・2塁、12回裏一死1・2塁のチャンスをいずれも生かせなかった。そして13回裏二死1・2塁の場面でトレビーノが代打に起用され、レフト前へのサヨナラタイムリー。カブスは得点圏で18打数0安打に終わり、勝利したヤンキースも19打数1安打、得点圏でのヒットはトレビーノの一打のみだった。

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