シカと間違えてライフル撃たれ、男性死亡 有害鳥獣駆除、チームで活動中

京都府警綾部署

 11日午前9時40分ごろ、京都府綾部市佃町前田付近の山中で、有害鳥獣を駆除していた綾部支部猟友会の男性(78)がシカと誤認してライフルを発砲し、一緒に活動していた同市の男性(66)の左脇付近に銃弾が当たった。男性は約6時間後に死亡した。

 京都府警綾部署によると、猟友会は市の委託を受け駆除活動をしており、約20人が2、3人のチームに分かれて行動していた。現場は木が密集した山の麓で、約80メートル離れた木の後ろから出てきた男性をシカと間違え、発砲したという。

 市林政課によると、11日は本年度初の一斉捕獲の日だったといい、「関係者に状況を聞き取り調査し、今後の安全対策を検討していく」としている。

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