第2シードの横浜と東海大相模はそれぞれ、春季大会で敗れた桐光学園、桐蔭学園と同じゾーンに。両校とも「燃える」とリベンジを誓った。
横浜の抽選に臨んだのは3年の金野。「どこが相手になっても一戦必勝でやるだけと考えていた」というものの、「(桐光のゾーンを)引いて、燃えた。チームも燃えて
ると思う」。
春季大会では桐光のエース針谷に「手も足も出なかった」と1-7で敗退。それからは「あの力負けを全員が受け入れて、確認することから始めた」という。金野は「桐光戦を反省して、打力向上を目指してやってきた。あくまで一戦必勝ですが」と、再戦に静かな闘志を燃やした。
東海大相模の代表は3年の伊藤。春は5-9で敗れた桐蔭のゾーンに入り、「いいところを引いた。リベンジしたい」。
やはり夏のテーマは得点力の向上。「相手の嫌がる打撃や走塁で、気がついたら点を取っている。そういう野球を目指してチームをもう一度リセットした」と伊藤。
門馬敬治前監督が目指した「アグレッシブ・ベースボール」に、捕手出身の原俊介監督の野球が加わり、「選手と原先生の考えが一致してきた」と手応えがある。強豪ひしめく厳しいゾーンだが、再びの頂点を目指し意欲的だった。