【TOP5】2022年上半期のベストスマートフォンはこれだ!

1年の半分が過ぎようとしており、ここで1度、899ドルから1199ドルという価格帯で最も優れている上位5つのスマートフォンはどれかを見ていきたいと思います。製品デザイン、スピード、カメラ性能、ユーザーエクスペリエンスなど、数多くの基準を用いて順位を決めています。カメラ性能については、Ubergizmo独自のCAMERA HWスコアを使用しています。

より詳しい結果は、ベンチマークのページからご覧頂けます。

注:ユーロの価格については、2022年5月27日時点のフランスの公式ウェブストアから引用しています

第5位 Xiaomi 12 Pro (999ドル/1099.99ユーロ)


Xiaomi 12 Proは、指紋センサーと傷つきにくい背面カバーを備えた、ミニマルで好印象な外観が特徴です。このスマートフォンには、最新の「Snapdragon 8 Gen 1」プラットフォームが搭載されており、Androidスマートフォンの中でも最高レベルで競争することが可能になっています。同機種は、CPUとGPUのベンチマークで総合的に良いスコアを叩き出し、安定したパフォーマンスを求める人にとって選択肢の1つとなるかもしれません。

カメラには50MPのセンサーが3基(メイン、超広角、望遠)搭載され、強力なハードウェア構成となっています。ただ、一部のセンサーは非常に小型なため、撮影条件の悪いシーンでは取り込める光量に制限が生まれる可能性があります。Xiaomi 12 ProのCAMERA HWスコアは177でした。

望遠レンズは、ロングズーム(200mm以上)ではなく、ポートレート撮影(48mm)に最適化されています。間違っているとは思いませんが、ロングズーム撮影に対する需要の方が高いと感じました。

残念ながら、このデバイスは防水には対応しておらず、バッテリー寿命は他のハイエンドモデルよりもわずかに劣っています。Xiaomiは、120Wの超高速充電に対応することでその欠点を補っており、これは現在ある中でも最速なものの1つです。

第4位 OnePlus 10 Pro (899ドル/919ユーロ)


5000mAhのバッテリーとSnapdragon 8 Gen 1を備えたOnePlus 10 Proは、非常に高性能でトップレベルのバッテリー寿命が特徴の素晴らしいAndroidスマートフォンです。さらに、バッテリーが無くなりそうな緊急事態には、65Wで急速充電が可能です。最速ではありませんが、業界でも非常に速い部類と言えます。

私達の集めた情報によると、今回挙げた5機の中で、このスマートフォンが最もバッテリー密度(1立方インチあたりのmAh数)の高いバッテリーを搭載していることがわかっています。これは、同製品の耐久性の高さを部分的に説明しています。

印象的な外観のカメラモジュールは、メインカメラ48MP、超広角50MP、望遠8MPの3眼カメラ構成となっています。OnePlusは、カメラの開発やチューニングにおいてHasselbladと提携しています。このパートナーシップによって、Hasselbladファンの心を揺さぶるようなカラープロファイルが取り入れられています。

より客観的な情報として、CAMERA HWスコアは164という結果となっています。

つまり、OnePlus 10 Proのメインカメラは、より優れたカメラハードウェアを採用することでさらに性能を発揮出来る可能性があるということです。望遠と超広角用のカメラモジュールも、ここに挙げた競合機種と比べると見劣りしてしまいました。

第3位 Apple iPhone 13 Pro(999ドル/1159ユーロ)


iPhone 13 Proは、今のAppleが持つものを集結させた最高のスマートフォンであり、素晴らしいパフォーマンスとバッテリー持ちを誇っています。ほとんどのベンチマークで、CPU性能とバッテリー寿命に関して明らかに競合をリードしているという結果が示されており、称賛に値します。グラフィックス系ベンチマークでは少しスコアが伸び悩みましたが、実際のゲーム操作は十分高速なはずです。

カメラについて、Appleはカメラシステムに素晴らしいアップデートを行っており、メインカメラはSamsungやGoogleと真っ向勝負が出来る性能を秘めています。画質を求めるiOSユーザーの方は、非ProモデルではなくiPhone 13 Proの購入をお勧めします。このデバイスにはそれだけの価値がありますので、ご安心下さい。

搭載されているカメラはCAMERA HWで191というスコアを記録しており、この価格帯でありながらトップレベルの性能となっています。残念ながら、マーケットにおいて絶対的に最高のカメラとは言えませんので、それを追求するならAndroidに乗り換える必要があるかもしれません。

その他にも、指紋認証によるロック解除に非対応なことでイライラするユーザーも中にはいるかもしれません。より大きな画面とバッテリーを求める方は、iPhone 13 Pro Maxが良いでしょう。それよりも小さいiPhone 13 Proと、同等のパフォーマンスとカメラ性能を備えています。

第2位 Google Pixel 6 Pro(899ドル/899.99ユーロ)


Google Pixel 6 Proは、現在販売されているPixelスマートフォンの中で最も性能の高いモデルです。”素”のAndroid OSを搭載しているというのもポイントですが、Pixelスマートフォンを使い続ける1番の理由は写真編集機能とカメラスタイルだと思われます。

背面に搭載された象徴的なカメラバーのおかげで、整然としつつ、競合機種ともすぐに見分けがつく製品デザインになっており、これは大型のカメラモジュールを配置するのにもうってつけの方法と言えます。

Googleの独自プロセッサ「Tensor」を搭載したPixel 6 Proは、より高度な画像処理に役立つ強力なAI機能を備えています。そのパフォーマンスはSnapdragon 888に匹敵しており、現在ある中で最速というわけではありませんが、性能を求めるユーザーも十分満足出来るはずです。

GFXBench Manhattan 3.1で測定された従来の3Dグラフィックスの場合、Galaxy S22 Ultraとほぼ同じ結果となりました。しかし、より最近のグラフィックステストでは、Snapdragon 8 Gen 1の方がそれよりも50%高速だという結果が出ています。最新の3Dゲームをプレイするなら、Snapdragon 8 Gen 1の方が用途に適している可能性があります。

CAMERA HWで、Pixel 5の121よりも遥かに高い驚きの197というスコアを叩き出しており、Googleがカメラに力を入れていることが伝わります。専門家なら、スコアに比例して写真の品質が向上しているとわかるでしょう。「カメラのソフトウェアが全て」ではなく、ハードウェアも写真撮影に大きく影響を与えていることに気付いてくれたGoogleには感謝しています。

Pixel 6 Proのバッテリー寿命はもっと長くなる可能性があり、様々なバッテリーテストでは一部のハイエンドスマートフォンにわずかに劣る結果となりましたが、ほとんどの人が1日使用するのには十分です。

第1位 Samsung Galaxy S22 Ultra(1,199ドル/1,259ユーロ)


Samsung Galaxy S22 Ultraは、ヘビーユーザーにとって現時点で最高のAndroidスマートフォンであり、その価格は今回の5機種の中で最も高価です。

他機種と同様にSnapdragon 8 Gen 1を搭載していますが、それに加えて、世界最高クラスの製品デザインとディスプレイ技術を備えています。また、スマートフォン市場で最高のスタイラスペンに対応しており、ペンの操作性は他社を凌駕する仕上がりになっています。Galaxy S22 Ultraは、マルチメディアや生産的な用途に最適なモンスターマシンと言えます。

それだけではありません。カメラハードウェアも世界最高レベルで、前モデルのS21 Ultraからさらに進化しています。レビューを行った人はカメラの腕前を絶賛していましたが、それもそのはずです。

Galaxy S22 Ultraは、CAMERA HWで最高スコアとなる203を記録しています。全体的な画質は高く、特にズームレンズは素晴らしいです。競合他社とは違い、そのカメラは非常にバランスが良く、広角、超広角、ズームそれぞれの撮影で優れた性能を発揮しています。

バッテリー寿命は昨年のSシリーズよりもわずかに下回っていますが、今回の5機種の中では最も大型のディスプレイを備えています。ありがたいことに、Samsungは充電速度を45Wに増やしたので、短時間で充電して出かけることが出来ます。ただ、急速充電に対応したチャージャーは付属していないので、別途購入する必要があるという点は残念です。

まとめ


今回紹介した端末はどれも高性能ですが、CPUとグラフィックステストの総合的な結果を見ると、いくつか違いがあることが明らかです。ほとんどがiPhone 13 Proを高く評価し、Pixel 6 Proはその逆となっています。これらのスマートフォンでスピードの違いを実感出来るのはゲーマーだけで、それ以外のユーザーにとっては十分に高速です。

それぞれのデザインやサイズは別として、最も大きな違いがある部分の1つはカメラの画質で、Galaxy S22 UltraとiPhone 13 Proが先行しています。Google Pixel 6 Proのカメラはわずかに劣っていますが、価格はかなり安価に抑えられています。

Xiaomi 12 ProとOnePlus 10 Proもカメラ性能は高いと言えますが、客観的には他の機種と比べて見劣りしていまいます。一方、どちらも優れたバッテリー性能を備えています。OnePlus 10 Proは長時間のバッテリー寿命、Xiaomi 12 Proは異常な速さの充電速度に対応しており、競合機種を圧倒しています。

それぞれのスマートフォンに良い点と悪い点がありますが、これら全てが高品質な製品なので、どれを選んでも間違いはないでしょう。スマートフォンの買い替えを検討するのは、今が1番良い時期かもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

原文はこちら

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