3年生は負けたら引退 バドミントンIH予選

6月12日に行われた、バドミントン団体のインターハイ予選。3年生は、負けたら引退…。最後の夏に懸ける姿を取材しました。

この夏、四国4県で開催されるインターハイ。バドミントンの東京代表を決める大会が江戸川区で行われました。羽根のついたシャトルを打ち合う競技で、わずかな空気の動きでもプレーに影響を与えてしまうため、会場は、最低限の感染対策以外には外の風を入れません。室内競技ですが、暑さをどう攻略するかも大きな課題です。今回注目したのは、ベスト8を賭けた一戦。千代田区・錦城学園の選手たちは、試合が始まってすぐに汗を吹き出していました。

負けたら引退となる3年生・キャプテンの伊藤敦哉は第1試合のダブルスで何度もデュースに持ち込む大接戦を見せます。しかし、最後は力尽きチームも敗退。これが高校最後の試合となってしまった伊藤はチームの未来を後輩に託して、ラケットを静かに置きました。伊藤は、「勝つために何が必要なのか?今、自分に何を課してどれだけ自分に厳しくすれば良いのかを、これからの2年間3年間自分自身で考えて、やっていってほしいと思います。」と語ります。

暑さとの戦いとなった各コート。惜しくも敗れた選手たちがタオルで拭ったのは汗だけではありませんでした…。

© TOKYO MX