熱海で150年以上続く老舗ひもの店!すべて手作業で仕上げる「地魚干物セット」

江戸時代からの想いを大切に受け継ぐ干物作り!熱海『釜鶴ひもの店』

江戸時代から150年以上続く、歴史ある老舗『熱海・釜鶴ひもの店』。

五代にわたり大切に伝え続けられてきた技法で作りあげる干物は、素材の厳選・干物製造・販売まですべて自社で行うこだわりの逸品です。

『釜鶴ひもの店』の干物作りに使うのは天日塩のみ。

酸化防止剤などの添加物は一切使わず、安心安全な絶妙な塩加減が特徴の無添加干物です!

店内には、地元熱海の漁師さんから仕入れた「地魚」や「烏賊」、「伊勢えび」「のどくろ」「甘鯛」などの高級海産物もたくさん!

熱海で獲れた地魚と一目でわかるように、値札の色分けや水揚げ場所を明記してありました♪

他にも、熱海の海で獲れた「カタクチイワシ」を、代々培ってきた干物の技術を活かして作る「アンチョビ」や「塩辛」などもよろこばれる逸品!

店内に並ぶ「アンチョビ」は、天日塩・有機オリーブオイルだけで作り上げた自家製の無添加アンチョビです。

全国推奨観光土産品審査会で「特別審査優秀賞」を受賞した逸品です!

熱海の老舗 釜鶴ひもの店の「想い」と「こだわり」

五代目店主の二見 一輝瑠(ふたみ ひかる)さん。

毎朝、魚市場へ足を運び、地元の漁師さんたちと顔を合わせながら、干物に適した新鮮な魚介類を仕入れています。

素材の良し悪しを見極める目…その時期その時期によって違う魚の特徴に合わせて調整する塩加減や干し具合・捌き方など、先祖代々受け継がれてきた大切な技術を今に受け継いでいます。

いろいろとお話を伺っている最中、継承されてきた技術の大切さと共に、海の資源への想いや地元熱海を大切に想う強いお気持ちが伝わってきました。

ちなみに、熱海サンビーチの海岸に建つ有名な銅像『釜鳴屋平七夫婦像』は、二見さんのご先祖様なんですって!

実際に購入して自宅で焼いてみた干物は、大げさではなく「ん~!これはうまい♪」と唸るほどの旨さ!

※同封されている「焼き方の手順」は必読です♪

焼き上がりはとってもジューシー!香ばしく焼けた魚の皮を箸でパリッと開くと…ふっくらとやわらかっ!!

魚本来のうま味が引き立つ絶妙な塩加減…!

本当に美味しかったです。

鮮度・素材へのこだわり。手づくりの安心工程!

『釜鶴ひもの店』の干物は、完全自社製造。

本店のすぐ近くにある自社工場で、質の良い地魚や海老などをすべて手作業・無添加で丁寧に造り上げています。

この日も、お刺身で食べたいくらい飛び跳ねるほどの活きた「伊勢えび」を、手作業で捌いている真っ最中。

捌いた直後には、ぷりっぷりの「伊勢えび」の身に職人さんが丁寧に天日塩を振りかけていました!

近くの網代漁港で水揚げされたピチピチの「あじ」や「かます」、「金目鯛」などを、ベテラン職人さんたちが一枚一枚丁寧に手開きに。

職人さんたちの仕事ぶりを見ながら、ふと気づいたのがこれ!

魚の内臓やエラを取って開いているだけかと思ったら、釜鶴の職人さんならではの"ひと工夫"が!!

この金目鯛…!よく見ると身が崩れないように背骨を丁寧に取り除き、さらに尾っぽの先までしっかり開かれています!

この丁寧な仕事ぶりを実際に見ていると、火の通り具合や、食べやすさなど…「おいしい干物を食べてもらいたい!」というお客様への細かい配慮がしっかり伝わってきます。

これこそが伝統の「釜鶴開き」。

魚たちの種類や旬・時期に合わせて、職人が見極めてベテラン職人たちが手作業で作り上げたおいしい干物の完成です!

『釜鶴ひもの店』で買った干物は、すぐ近くのお店で焼いてくれるのがうれしい!

(写真提供:海幸楽膳 釜つる)

『釜鶴ひもの店』の近くにお店を構える『海幸楽膳 釜つる』では、『釜鶴ひもの店』で選んだ干物を店内でいただけるのです!

やっぱり、熟練の板前さんが丁寧に焼き上げてくれる干物は、香ばしく皮目がパリッとしてジューシー!

お店で買った干物を、無料ですぐに焼いてもらうことができる!

さらに、プロの職員さんが焼いてくれた干物を、落ち着いた店内でゆったりと食べられるってかなりうれしいですよね!

熱海に遊びに来たときは、ぜひ立ち寄ってみてください♪

贈答品にもおすすめ!150年の伝統をもつ老舗干物店の味をご自宅で

添加物は一切使わず、安心安全な干物づくりにこだわる『釜鶴ひもの店』の干物。

ぜひご自宅で味わっていただきたい逸品です。

魚本来の旨味が凝縮された超逸品!定番ながらも抜群なおいしさ「定番魚干物セット」

「定番魚干物セット」は、安心の国産原料のあじ×2枚・かます×2枚・えぼ鯛×2枚が詰め込まれたセット。

国産の「あじ・かます・えぼ鯛」は、旬の時期や季節によって味が変わります。

そんな魚たちの微妙な変化を見極め、その時期の魚に合わせた塩加減や干し具合を調整できるのが、代々培ってきた釜鶴の製造技術。

そんな、熟練の職人さんたちの技で丁寧に作り上げられたのが、こちらの「定番干物セット」です。

ぜひご賞味ください!

■「定番干物セット」

(あじ×2枚・かます×2枚・えぼ鯛×2枚)

定番干物セットを購入

金目鯛と超高級魚のどくろが入った「高級魚干物セット」!よろこばれる事間違いなしの贅沢な逸品!

「高級魚干物セット」は、金目鯛×1枚・のどくろ×1枚・あじ×3枚・天使の海老×5尾が入ったセット。

干物は焼き方次第で味にかなりの差が出てしまいます。

『釜鶴ひもの店』の干物は、うす塩で生干し仕上げなので焼き過ぎは厳禁。

【釜鶴干物のおいしい焼き方】

1.先に皮の方を7割ほど焼く

2.ひっくり返して身の方を3割ほど焼く

この焼き方が皮と身の間に脂がジワッとまわって、美味しく焼きあがるそうです!

系列のお店『海幸楽膳 釜つる』の板長さんにおいしい焼き方・注意点などを伺うと、「弱~中火程度でじんわりと焼き上げてください」と教えていただきました。

■「高級魚干物セット」

(金目鯛×1枚・のどくろ×1枚・あじ×3枚・天使の海老×5本)

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*この記事は2022年2月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:KAI

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