東洋経済新報社が全国の都市を独自の指標で順位付けした「住みよさランキング2022」が6月13日に発表され、福井県福井市が前回7位から順位を上げ、東京都武蔵野市に次ぐ2位に入った。このほか県内ではTOP50位以内に4市が入った。
ランキングは、全国812の市と特別区を対象に、安心度、利便度、快適度、富裕度の四つの視点から、それぞれの順位を計20の指標で算出した。福井市以外で越前市が10位、敦賀市が16位、小浜市31位、あわら市39位だった。
同社によると、福井市は安心度119位、利便度50位、快適度260位、富裕度21位で、快適度を除き全てで前回順位を上回った。子ども医療費助成は前回まで外来、入院ともに「15歳年度末まで」だったが、「18歳年度末まで」に拡充したことが順位を押し上げたという。また、「納税義務者1人当たり所得」も前回215位から75位に順位を上げている。
TOP10を見ると、石川県の野々市市が3位、白山市が5位、、金沢市が6位に入っている。
住みよさ算出指標
安心度、利便度、快適度、富裕度の四つ視点から20の指標で算出。
安心度は「人口当たり病院・一般診療所病床数」や「20～39歳女性人口当たり0～4歳児数」など。
利便度は「人口当たり飲食店数」「人口当たり大規模小売店店舗面積」など。
快適度は「都市計画区域人口当たり都市公園面積」「転出入人口比率」など。
富裕度は「納税義務者1人当たり所得」「住宅地平均地価」など。
