横浜駅で未開封食品回収 17日と18日、フードロス削減へ

フードドライブへの参加を呼び掛けるポスター(YSC提供)

 JR東日本グループ9社からなる「YOKOHAMA Station City運営協議会(YSC)」は17、18日の2日間、「FOOD for ALL YOKOHAMA」と題し、家庭で余った食品を集めて寄付するフードドライブの取り組みをJR横浜タワー(横浜市西区)2階アトリウムで実施する。

 持続可能な社会(SDGs)の実現に取り組む同グループと市が連携。人通りの多い横浜駅で行うことで、フードロス削減の理解促進を図る。

 回収の対象は、缶詰など賞味期限1カ月以上のものや、常温で未開封の食品。午前11時~午後4時の間、会場に設置されたブースに持参する。食品はフードバンク横浜を通じ、支援を待つ人へ送られるという。

 食品を持ち込むと、フードクリップなどが当たる「カプセルトイ」や、ワークショップイベントなどを体験できる。担当者は「フードロスの取り組みを知り、誰でも気軽に参加してほしい」と話している。

 YSCは、同駅周辺の活性化に取り組む目的で2020年に発足。同グループ関連施設で各種イベントなどを開催している。

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