三菱自の新型EV 岡山県庁に展示 17日まで、地元生産をPR

県庁に展示した新EVを紹介する伊原木知事(左)

 岡山県は13日、三菱自動車が水島製作所(倉敷市水島海岸通)で生産し、16日に発売する軽自動車タイプの新型電気自動車(EV)「eKクロスEV」の展示を県庁1階の県民室で始めた。17日まで。多くの県内企業が部品を供給し、地元で生産していることをPRする。

 緑色の試作車1台を展示。部品を造る地場企業の一覧を載せたパネルなども並べた。セレモニーで伊原木隆太知事が「県の基幹産業である自動車分野のEVシフトを支援したい」とあいさつ。同製作所の浜崎憲所長と、県自動車関連企業ネットワーク会議の昼田真三会長(ヒルタ工業会長)が生産の意気込みや販売への期待を述べた。

 開庁時間(平日午前8時半~午後5時15分)に自由に見学できる。17日は午後3時まで。

 新EVは三菱自と日産自動車が共同開発し、同製作所が日産向けのモデル「サクラ」も生産している。eKクロスEVはスポーツタイプ多目的車(SUV)風の外観で、サクラは落ち着いたデザインが特徴。1回の充電での航続距離は約180キロ。公的補助金を活用すれば実質180万円台から購入できる。

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