児童がライフジャケットの効果を体験 水難事故防止へ香川県教委が高松市の小学校で出前授業【香川】【高松市】

子どもの水難事故を防ごうと、香川県教育委員会は6月13日、ライフジャケットを活用した出前授業を始めました。
高松市の屋島西小学校を訪れたのは高松海上保安部の職員です。香川県教育委員会が2022年度スタートさせた水難事故防止に向けた出前授業です。
児童たちはまず、服を着たままプールに入って、浮くことの難しさを体感。その後、潜水士にライフジャケットの着方を教えてもらいながら実際に装着し、違いを確かめました。ライフジャケットを着ると、簡単に体が浮くことを、身をもって体験しました。
県教委では対策として昨年度から学校などへライフジャケットを貸し出す事業を始めていて、今年度は貸し出す数を4倍に増やしています。今後は県内11の小学校で行う予定の出前授業と合わせて、水の事故防止につなげます。
香川県警によると、21年までの過去10年に県内で起きた子ども(0~15歳)の水難事故は31件で、6人が亡くなっています。

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