吉備の環PT見聞録 笠岡市(8~10日)

 「吉備の環(わ)プロジェクトチーム(PT)」は8~10日、笠岡市を巡りました。現地から発信したツイッター投稿の一部を紹介します。

 PTは20~22日に倉敷市(真備、船穂地区など)、22~24日に岡山市北区(足守、津高、高松地区など)を回る予定。その後も県内各地にお邪魔します。地域の魅力や課題に関する情報を電話(086―803―8091、平日)、メール(kibinowa@sanyonews.jp)でお寄せください。

干拓地でバナナ栽培

 笠岡湾干拓地にあるバナナ農園では、皮ごと食べられる「瀬戸内ばなな」がビニールハウスで栽培されています。「無農薬で作っているので健康にもいい。ぜひ一度味わってほしい」と運営する会社の小堀秀男代表(60)。試食すると、濃厚な甘みに驚かされました。

270年の歴史誇る霊場

 神島地区に、270年余の歴史を誇るとされる神島八十八カ所霊場があります。四国八十八カ所霊場を模してつくられており、かつての島の形もどことなく四国に似ています。全て回るには2日間ほどかかるそう。「御利益を授かりに来てもらいたい」と神島観光協会の森山正央会長(80)。

モンサンミシェル

 神島地区に密かに注目を集めているインスタ映えスポットがあります。その名も「笠岡のモンサンミシェル」。写真では陸続きになっていますが、満潮になると海の上に浮かんで見えるそうです。

バイク乗り憩いの場に

 全国のバイク乗りが集まる「ZYARD(ゼットヤード)」(吉田)は、オーナーで自身もバイク乗りの石井博茂さん(63)が5年半前に店を全て手作りして開業。店内にはツーリングチームの独自ステッカーが貼られ、バイクの修理も可能です。「バイク乗りの憩いの場にしたい」

広々 古民家カフェ

 明治期の古民家・土倉邸(山口)で、新山地区住民でつくる「とくらの会」が4月からカフェを運営しています。毎週金、土曜日に開いており、純和風の広々とした空間は居心地抜群。蔵では、県産ハトムギを使ったみそが造られていて、地区特産品として同所や吉田文化会館(吉田)などで販売されています。

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