神奈川県、病床確保フェーズ「1」に引き下げ 県民対象の無料検査は今月末終了へ

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症の入院患者の減少傾向を受け、県は13日、すぐに利用できる病床の確保フェーズを2(1300床)から1(1千床)に引き下げた。

 同日、新型コロナ対策本部会議を書面開催して決めた。県の医療提供体制「神奈川モデル」の認定医療機関にも通知した。6日に県が医療機関と協議した際も、引き下げについて反対意見はなかったという。

 また、確保病床数の引き下げに伴い、県は感染状況を5段階で判断する「レベル分類」を、警戒度が上から3番目の「レベル2」から「レベル1」に引き下げた。レベル1は一般医療が確保され、新型コロナにも対応が可能な状況としている。

 感染に不安を感じる無症状の県民を対象とした無料検査は、予定通り今月末で終了する。無料検査はオミクロン株の感染が拡大した昨年12月から始まり、期間の延長が続いていた。

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