お得な泊まり放題プランも!全国のかんぽの宿が「亀の井ホテル」にリブランド

日本郵政の宿泊施設だった「かんぽの宿」は、2022年7月1日(金)から、新しいブランド名「亀の井ホテル」として運営されることが発表されました。全国32の温泉チェーンとして生まれ変わり、サブスクリプションや夜食の無料サービスなどを導入して、より利用しやすい施設と生まれ変わるそうです。その概要を紹介します。

亀の井ホテル 赤穂(ロビー)のイメージ

かんぽの宿が「誰でも泊まれる温泉宿」に!

熱海や有馬など全国の温泉地に展開する「かんぽの宿」30施設は、2022年4月5日から、宿泊特化型のビジネスホテルやサービスアパート、総合リゾートホテルまで、さまざまな業態の宿泊施設を運営する「マイステイズ・ホテル・マネジメント」が運営を引き継いでいました。

7月1日からは、保養所のイメージの強かったかんぽの宿を「亀の井ホテル」にリブランドすることによって、全施設温泉を所有していることを強みに「誰でも泊まれる温泉宿」とアピール。2015年から運営を引き継いでいた「別府亀の井ホテル」と、4月28日に開業した「亀の井ホテル奥日光湯元」を合わせた全32施設のブランドとして展開していきます。

亀の井ホテルの名称は、「別府観光の生みの親」といわれている油屋熊八氏が開業した「別府亀の井ホテル」に由来。日本初の女性バスガイドを考案し、別府の地獄めぐりを始めるなど、さまざまなイノベーションを起こしている油屋氏のDNAを引き継いで運営していきたいとの思いがこめられているとのこと。

サブスクや夜食無料サービスも!

亀の井ホテル 赤穂(レストラン)のイメージ

従来から顧客の中心となるシニアを大切にしながら、子育てファミリーや団体など、幅広い層をターゲットとしていて、リブランドに合わせてパブリックスペースや客室、レストランなどの改装も進められる予定。

温泉の改装を進めたり、和モダンルームや露天風呂付きの部屋、ペットと泊まれる部屋を増設するほか、レストランにビュッフェを取り入れたり、ラウンジに無人ワインサーバーや日本酒サーバーを設置したり、子ども向けのキッズパークなども充実させていくそうです。2023年2月までに、先行で10施設の改装が完了する見通しです。

亀の井ホテル 赤穂(和モダンルーム)のイメージ

宿泊料金の平均価格帯は1泊2食付きで1人1万1,000~2万円となる見込みで、2022年7月1日(金)からは、亀の井ホテル全32施設を定額で利用できるサブスクリプションサービス「泊まり放題プラン」もスタートします。

また、「地獄めぐり夜鳴き担々麺」を夜食として無料で提供するサービスもあるそうなので、温泉旅の新たな選択肢として、亀の井ホテルをチェックしてみてはいかがでしょうか。

亀の井ホテル

https://kamenoi-hotels.com/

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