ツインズのバクストンとレッズのハンター・グリーンが週間MVP受賞

日本時間6月14日、メジャーリーグ機構は2022年レギュラーシーズン10週目の週間MVPを発表し、アメリカン・リーグはバイロン・バクストン(ツインズ)、ナショナル・リーグはハンター・グリーン(レッズ)が選出された。バクストンは2017年8月以来5年ぶり2度目の受賞で、ツインズからの選出は2020年7月のネルソン・クルーズ以来。一方のグリーンは初受賞で、レッズからの選出は昨年8月のタイラー・ネークイン以来であり、新人の受賞は鈴木誠也(カブス)、リード・デトマーズ(エンゼルス)に続いて今季3人目となった。

現在28歳のバクストンは6試合に出場して打率.333(21打数7安打)、1二塁打、5本塁打、7打点、出塁率.417、長打率1.095、OPS1.512の好成績をマーク。日本時間6月9日のヤンキース戦から同11日のレイズ戦まで、ツインズでは昨年8月のホルヘ・ポランコ以来となる3試合連続アーチを記録した。そのうち、日本時間6月10日のヤンキース戦と同11日のレイズ戦では2試合連続マルチ本塁打を記録。これは1959年のハーモン・キルブリュー、1963年のドン・ミンチャー、1987年のカービー・パケット、2019年のエディ・ロサリオに次ぐ球団史上5人目の快挙だった。また、43試合に出場した時点での17本塁打は1959年のキルブリューの16本塁打を上回る球団新記録となっている。

現在22歳のグリーンは2試合に先発して12イニングを投げ、1勝0敗、防御率0.75、被安打3、奪三振15、与四球2という支配的なピッチングを披露。日本時間6月7日のダイヤモンドバックス戦は雨天コールドとなったため、7回1安打無失点でメジャー初完投と初完封をマークした。この試合は7イニングを投げて最少打者数の21人としか対戦しておらず、7イニング以上を最少打者数に抑えた新人は1989年オリオールズのボブ・ミラッキ以来。また、日本時間6月12日のカージナルス戦でも5回0/3を2安打1失点に抑える好投を見せ、2試合のスパンで合計15個以上の三振を奪い、被安打3以下かつ与四球2以下に抑えた投手は球団史上初めてだった。

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