内縁の妻死亡…橋の上で何度も刺した内縁の夫、交番前に座り込む 殺害の瞬間、車で通り掛かった女性が目撃

本庄署=本庄市本庄

 埼玉県警本庄署は13日、殺人の容疑で住居不詳、ブラジル国籍で自称アルバイトの男(30)を逮捕した。

 逮捕容疑は12日午後4時50分ごろ、本庄市山王堂の坂東大橋の歩道上で、ブラジル国籍の女性(43)の胸部など上半身を刃物のようなもので複数回刺し殺害した疑い。「殺すつもりで刺したことは間違いない」と容疑を認めているという。

 同署によると、同日午後4時54分ごろ、橋を車で進行していた女性が「外国人風の男性が外国人風の女性を刺していた」と110番。午後5時54分ごろ、通報を受けてパトカーで警戒していた群馬県警の警察官が伊勢崎署管内の交番前に座り込んでいる男を発見。職務質問したところ、犯行を自供したことから、本庄署に任意同行し逮捕した。

 2人は過去に内縁関係にあったことが分かっているが、男は現在も「正式には結婚していないが、内縁関係」と話しているという。

 県警によると、女性の上半身には十数個の刺切創があり、死因は失血死だった。現場周辺から凶器とみられる刃物が見つかった。県警で犯行動機などを調べている。

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