岡山県など中国地方が梅雨入り 平年より8日遅く

雨の中、鮮やかに咲いたアジサイ=14日午前10時15分、吉備津神社

 広島地方気象台は14日、岡山県など中国地方(山口県を除く)が梅雨入りしたとみられると発表した。平年(6日ごろ)より8日遅く、記録が残る1951年以降で過去2番目の早さだった昨年(5月12日ごろ)より33日遅い。

 梅雨前線などの影響で、14日は岡山県内の広範囲で断続的に小雨が降った。岡山市北区吉備津の吉備津神社では、境内のアジサイ約1500株が青や紫色の花を鮮やかに咲かせ、傘を手にした参拝者が観賞していた。

 岡山地方気象台は「向こう1週間の県内は前線や湿った空気の影響で曇りがちになり、雨の降る日もあるだろう」と予報。「梅雨の期間は大雨による災害が起こりやすく、気象情報に注意を」と呼び掛けている。平年の中国地方の梅雨明けは7月19日ごろ。

 14日は近畿、東海、北陸地方も梅雨入りした。

アジサイを楽しむ参拝者=14日午前9時52分、吉備津神社

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