宇陀市立病院めぐる収賄など 元病院職員に懲役2年6カ月求刑

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 宇陀市立病院の装置導入をめぐり、収賄などの罪に問われている元病院職員の公判が奈良地裁で開かれました。裁判は14日、結審し、検察は懲役2年6カ月と追徴金、約53万円を求刑しました。

 収賄と官製談合防止法違反の罪に問われているのは、宇陀市立病院の元職員・龍田宗晃被告(53)です。起訴状などによりますと、龍田被告は去年3月、宇陀市立病院で新型コロナの感染抑止装置を導入するにあたり、指名競争入札で落札した会社に対し、特定の業者を下請けにするようあっせんし、その見返りに現金を受け取ったとされています。また、おととし8月にはドアの電気錠に内蔵されているバッテリーの交換作業の契約で、特定の業者に入札に関する情報を漏らしたとして、官製談合防止法違反の罪で追起訴されています。きょうの公判では追起訴分の罪状認否が行われ、龍田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。そして、検察側は「地方公務員として法令を遵守すべき立場にありながら、事件を主導した刑事責任は重い」として懲役2年6カ月と追徴金53万4050円を求刑しました。一方、弁護側は「龍田被告は仕事の対応面を評価されず、給与に不満があり犯行に及んだ。今は深く反省している。」として執行猶予付きの判決を求めました。判決は6月23日に言い渡されます。