雨の季節に入りました。広島地方気象台は、広島県内など中国地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
中国地方は、この先1週間も前線や気圧の谷の影響を受けやすいため、くもりや雨の日が多い予報となっています。このため、広島地方気象台は、14日午前11時に「中国地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
平年に比べて8日遅い発表で、観測史上、2番目に早く梅雨入りした去年に比べると、1か月以上も遅くなっています。
街の人たち
「天気がよくないと、主婦としては洗濯物も乾かないし、家の中もジメジメするし、長い梅雨はいくらプラスに考えようとしても困る」
「最近は自然環境が変わってきて、昔の雨量とは比べものにならないくらい降ったりするので怖い」
去年は、記録的な早さで5月前半に梅雨入りした中国地方…。梅雨末期の7月上旬には、梅雨前線の活動が活発となって大雨となり、土砂崩れや河川の氾濫による浸水などの被害が相次ぎました。
気象庁によりますと、来週以降、太平洋高気圧が平年よりも強まるため、梅雨前線が北上し、日本列島付近に停滞しやすくなる見込みです。
梅雨入り早々、梅雨の終盤のような気圧配置が現れやすくなるおそれがあります。あらためて大雨への備えを確認するタイミングとなりそうです。