外国人労働者の働く環境をパトロール 大分

6月は「外国人労働者問題啓発月間」です。

外国人労働者の雇用環境を充実させようと、大分労働局などが事業所をパトロールしました。

労働局の職員らが海外からの実習生を雇っている臼杵市の造船所を訪れ、作業場の安全性などを確認しました。

この造船所では、現在、フィリピン人やミャンマー人など26人が母国に造船や溶接の技術を持ち帰るため働いています。

大分労働局
中山 晶彦労働局長
「パネルなどに日本語以外の言語表記があったので外国人実習生に配慮できていると感じている」

県内で働く外国人労働者の数は、去年10月時点で7313人いて、ベトナムやフィリピンなどアジア圏の労働者が全体の8割以上を占めています。

県外国人総合相談センターによりますと2021年度は外国人労働者の雇用・労働問題に関する問い合わせが72件ありました。

大分労働局では、今後も雇用管理の徹底や労働中の安全確保などを呼びかけていくとしています。

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